1月21日、おばあちゃんがCアミーユ西大路八条へ入居しました。ベッドはニトリで新たに買いましたが、テーブルこたつなど家具のほとんどは家から運んできました。
おじいちゃんが入居する2月3日まで、まずはおばあちゃんがここの生活に慣れておきます。入居者の先輩としておじいちゃんをリードしてもらう算段です。
うちのキッチンに並べられたアリナミンVの空き瓶。おばあちゃんがうちに滞在している期間、妻お龍がこれだけのアリナミンVを必要としました。
私の自宅からCアミーユまでは徒歩3分。子供たちが遊ぶこの公園を斜めにつっきると本当にすぐです。
訪問者は、玄関口にあるセキュリティー用インターホンで目的の部屋番号を押して呼び出します。訪問者の顔が部屋に映ります。それを見た入居者が、部屋のボタンで玄関入り口を解錠します。
テストです。おばあちゃん、できるかな。部屋番号を押して呼び出しました。おばあちゃんは解錠のしかたをすでに覚えていました。「あ、来てくれたんか」という声とともに、玄関のガラス戸がウイーンと開きました。
そこまではよかったのですが、おばあちゃんの部屋の前に立ってチャイムをピンポ~ンと鳴らしたときには、中から「どなた様ですか?」の声。俺が来たのをもう忘れとる。
あの寒がりのおばあちゃんが、今日はテーブルこたつだけで昼間を過ごしていました。エアコンも動いていませんでした。充分に暖かいといいます。
私、べつに、このおこたまでいらん気がするわ。
自宅のときでしたら、エアコン、テーブルこたつ、電気カーペット、そして石油ファンヒーターでした。ズボンの下には7枚も下着を重ねて。
古い一軒屋の底冷えが老体には毒だったんでしょうねえ。私のところで暮らしているうちに、長引いていた咳が一気に消えたり、薬なしでも足が痛まなくなったりしました。医者や薬以前に住環境が問題だったのでしょう。元気を充分に回復して、さらに快適な住環境へ入居です。
「食堂のごはんがおいしいわあ」とおばあちゃんが言いました。ここしばらく食べ物がおいしいなどと言ったことなかったのに、たった一夜でえらい変わり方です。
他には、「トイレが近いさかいにじゃまくさのうてええわ」とのことでした。夜中にトイレに行きたくなったとき、「どうしようかな、やめとこうかな」とためらわなかったそうです。
朝の食事どきに3人か4人のおばあちゃんたちと会話が弾んだそうです。入居前はしきりに心配していましたが、「わりとみんなと話できるわ」と正反対のことを口にしています。
けれども、話した人たちの名前を覚えるところまではいっていませんので、「屁ばっかりこかはるおばあさん」とか、「脳梗塞の人」とか、「足首折らはった人」という呼び方になります。
風呂についても、なんら苦労がないとのことです。「わかす」のボタンを押しておけば湯のほうで勝手に止まってくれる仕組みですから、ひとりでちゃんとできてしまうと喜んでいました。
カビ発生防止のために浴室全体を乾燥させる機能もついています。洗濯物を干しておけば乾くくらいに強力だそうです。
シャワーがこれまた便利機能です。シャワーヘッドに湯を出したり止めたりのボタンがついています。少しでも手間と危険を避けるように作られているところがまさに高齢者向きです。年寄り相手の場合、ひとつでも多くのことを「やりやすい」と思わせなくてはなりません。簡単なことができなくなった自分を棚に上げて不満ばっかり言いますからねえ。
ソフトバンクでおばあちゃんの携帯も契約してきました。
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