ひとりで食べても淋しくない店。
Kitchenうさぎ屋は居心地のいい店です。
先日、縄屋の「鮨と日本酒」で知り合った女性からうさぎ屋を教わりました。劇団四季のメンバーがわざわざ大阪からやって来る店だと、その人は言っていました。
それを思い出して、宮津から峰山に向かう途上、初めて寄ってみました。
午後1時過ぎ。合計25人ほど入れる店内は、テーブル席も和室席も、ほぼ満席でした。2人用の席を確保しておいてもらったおかげで助かりました。予約しないで来てしまうと入れないこともありそうです。
裏庭の光景。田舎の民家をそのまま利用したレストランです。
ランチのメニューです。私は、シェフのおすすめパスタランチ1200円にしました。このふたつの他に、1800円のランチもありました。
紫色の茎、サラダほうれんそうの茎だそうです。これも歯ごたえよくて、初めて食べてすぐ好きになりました。
前菜3種。実は、このみっつとも、ぱくぱくっと食べてしまってよく覚えてないのですが、おいしかった。まずかったら逆に覚えています。いちばん右側にあったミョウガと魚とオレンジパプリカをあわせたの、これが彩りも味わいもいちばん印象的でした。
サツマイモのスープ。ちょいとザラっとした舌触りを残した裏ごしなんですが、甘くておいしかった。おいしいたびに、店の人に向かって「おいしいわあ」と伝えていました。ひとりですし、店と一緒に食べないことには誰も相手がいませんからね。
パンをおいしそうに写そうとだいぶ時間をかけました。むずかしいですね、パンは。でも、写真はどうあれ、本物がおいしかったから、よしとしてください。バターが塗りやすさ優先で、ホイップ・タイプ。ホテルの朝食みたいで残念でした。
そして、本日のパスタは白身魚とベーコンのオイルソースです。テーブル、椅子、皿の取り合わせがいいので、パスタだけを写真にするのはもったいなかった。
塩を抑えてローズマリーの香りで食べさせようという意欲作でした。ヘルシー指向の味付けです。そのほかにもハーブをいろいろ使っているとのことでした。
このパスタ、ローズマリーが利いてもちろんおいしいのですが、まだまだおいしくなる余地を残していると思いました。このレシピの細かいところがまだよく煮詰まっていないのかもしれません。
アセロラドリンクとインゲンのムース。インゲンのムースは、ランチにプラス200円でセットにできます。飲み物とデザートの色の組み合わせがきれいなので、しばし見とれていました。ムースがおいしくて、よく味わいもしないで、品なく一気食いでした。
ほんとに居心地がいい。なんか家にいるみたいです。
店の写真、かわいく撮ってくださいね。
まかしといて。
私が遠慮なさすぎるのか、店の方が気さくなのか、客も店もありのままどうしでその相乗効果なんでしょう。店はありのままがポリシーですが、私のほうはポリシー以前の問題です。とにかく、もう何回も来ているような気持ちになりました。幸せでした。
そういううさぎ屋の雰囲気はホームページを見るだけでよく伝わってくると思います。アニメーション多用の楽しいサイトです。
誰かと来るならほんとに気の合った誰かがいいなと、そんなことを考えていました。
ワインの品揃えは、いちばん高いのがロジャー・グラート(ロゼ)の5000円です。ロジャー・グラートは、「島田紳助がドン・ペリと間違えた」といっとき話題になっていましたが、紳助はもっと大きな間違いをやらかしてしまいました。
ところで、うさぎ屋には、レストランのうさぎ屋と八百屋のうさぎ屋があります。下の写真は八百屋のうさぎ屋。店先の木になんとミニトマトが!
八百屋とレストランは同じ田舎民家を共有しています。八百屋の横を奥に進みますとレストラン入り口です。板塀の新しさを見ると、増改築したということでしょうね。
野菜は、毎日早くに売り切れるそうです。このときも売り切れ品ばかり。知ってる人がすぐ買っていくということでした。私はレタスを買いました。これを食べた妻お龍が、「これだけおいしいレタスが200円!?ぜひまた買ってきて」と言いました。
買い物料金は、この缶に入れて帰ります。無人野菜販売所形式です(すぐそこに家の人はいるんですけどね)。
さて、いちばん大切な道案内です。電話番号は0772-24-3036.
私は、国道312号線を宮津方面から来ました。スーパーのイトトメを右に見ながら通り過ぎ、ダイソーとニシガキのある交差点(歩道橋あり)を左折しました。そこから直進してひとつめの信号を右折。道路左側の民家一軒一軒をしっかり見ながら、慎重に車を進めました。うさぎ屋に着いたらこのような景色です。
より大きな地図で うさぎ屋 京丹後市大宮町口大野 を表示
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