番外編：10月の風景

　アゲハ蝶は曼珠沙華が好きですねえ。
　モンキアゲハとマンジュシャゲのとりあわせをよく見かけます。
　ケバいギャル向けの雑誌にも「Ageha」というのがありますね。



　曼珠沙華、別名で彼岸花。悲願花ではダメなんでしょうか？と思ってましたら、「悲願」の二文字をあてることもあるそうです。


　10月に入りますと、あれだけ鮮やかだった曼珠沙華の赤色が、日ごとにあせていきます。ところが、色があせつつも、赤い色だけに散るまで目立ち続けます。


　「まんじゅしゃげ赤のさだめにさからわず」などと、一句ひねってみました。
　「さからわず」を「さからえず」に変えますと、いきなり演歌の歌詞みたいになってしまいます。スナックから漏れてくるカラオケみたいです。ボトルはいいちこ。



　有毒植物の曼珠沙華ですが、有毒成分のひとつであるガランタミンはアルツハイマーの新薬に使われています。武田薬品とヤンセンファーマから、「レミニール」という商品名で、今年の3月に発売になりました。
　赤い色が次第にボケつつ終わる曼珠沙華ですので、アルツハイマーの薬と縁深いことすらも、なにやら風情です。







　はしだて6号。このタイプの特急列車イコール田舎です。場所は、福知山市の下荒河(しもあらが)駅近く。






　田舎にもハロウインはやってきます。
　福知山市のケーキ屋さん、Kinugawaです。