2011-10-02
縄屋 鮨と日本酒 レポートその3
この夜のもうひとつの主役がこれです。吉岡さんの鮨や行待さんの弥栄鶴と人気を競い合いました。
実は、弥栄鶴の仕込み水。
硬度3の軟水ながらバナジウムを豊富に含むという魔法の水です。とても飲みやすくておいしい水でした。みんな、いつのまにか水のグラスに手が伸びています。
行待さんは、この仕込み水を一升瓶で6本持ってきましたが、宴の終了を待たずしてすべての瓶が空っぽになりました。
水を6升も飲むお客さんは初めてだと、行待さん。
今夜は勉強になりましたと行待さんが言います。
酔っ払いの話でも勉強になるの?と尋ねたら、酔っ払いだから勉強になるんですという答。酒は酔っ払いが飲むものですから、それもまた当然だと、私も納得しました。
今回の企画以降、鮨が縄屋のレギュラー・メニューになるわけではありません。吉岡夫妻は、年に2回から3回限定で、この特別企画を継続していく意向です。
季節が変わればおいしい魚が変わるということで、次回は2月にやれたらいいなということでした。
ときどき変わったことを挟んでお客さんに忘れられないようにしなければと、吉岡さんのお母さん。
どうして鮨をやってみたくなったのか、吉岡さんはもとが寡黙ですから、それほど語りませんでした。
自分がカウンターにずっといてお客さんの近くで料理を出せるのが、吉岡さんにとっては鮨のひとつの魅力だそうです。
通常のコースですと、吉岡さん自身が厨房に消えざるをえない料理もあります。だから、今回は、なるべく寿司屋さん臭く、つまりカウンターで何もかもが進むようにコースを組み立てたそうです。
吉岡さんご家族と行待さんに、ごちそうさまとありがとうを、ここであらためて伝えます。