今回の調略には聖太郎の力も借りました。
おばあちゃん、聖太郎も一緒や。晩ごはんに行こか!
Kids大歓迎の「わかどり」へ聖太郎も連れて
やってきましたのは、京都洛北の「わかどり」です。
京都・滋賀の情報誌「Leaf」によりますと、Kids大歓迎の店として紹介されていました。
子供用の椅子も用意されています。聖太郎よりさらに小さな子供もいました。
明治時代の材木問屋をリニューアル 周囲によく似合ってる
「わかどり」は、結婚式場「勝山(しょうざん)」の敷地内に建っています。
三条通りにあった材木問屋の店舗をここに移築し、内外装を飲食店用にアレンジしたそうです。庭園が自慢の「勝山」によくマッチしています。
材木問屋だけに、いまの時代では望みようもないくらいの高級建材が用いられているとのこと。へえ、そうなんですか。
そういえば、高級店へ来たような気分になれます。明治時代のお屋敷ですから、風格もあります。
ファミレスより少し高めの値段 敷居が低くてホッとした
立派な見かけの建物とはいえ、料理のほうはファミレスより少し上をいく程度の味です。ごく普通においしい。値段もファミレスの少しばかり高級版といったところです。
下の写真の注文に飲み物を加えても1万1千円チョットでした。
大学生のコンパにもよく使われるくらいの気安さです。
普段のおばあちゃんは老人ホームの食事ばかり。気分も変わって、えらくおいしがってくれました。ひ孫と一緒に来れたという満足感もありますでしょうしね。
聖太郎、幽霊に出会う
古い日本家屋の廊下ですから、突き当たりは少しうす暗い。聖太郎が遊んでいるとき、大ばあちゃんがトイレから戻ってきました。それが、冒頭の動画です。聖太郎をこわがらせる狙いで編集したビデオの一部です。
ビデオにせんでも充分コワいと、娘の基子が言ってます。
調略はあきらめ したたかババアにお手上げ
ただ、おばあちゃんの調略を早くもあきらめました。いくら京都らしさを味あわせても、いまのCアミーユを離れて早く地元へ戻りたいという気持ちを変えることができません。
時間と手間とお金がもったいないだけですわ。
私はこんなに元気なのにCアミーユにいる理由がないと、おばちゃんは言います。いや、実はそうではない。年寄り向けに何もかも整ったCアミーユに移り住んでから元気になったのです。
何もかも整ったというのは、いっぽうで退屈な環境でもあります。何かするための苦労も手間も不要です。腰も脚も痛くならないかわりに、自力で何でもこなしていくといった刺激には乏しい。
それに、地元にいたときみたいに、町の噂を誰かが常に運んできてくれることもありません。マンション型住居の一歩外は、まったくなじみのない京都の街です。金魚鉢の暮らしです。
そのつまらない毎日、私にもわかります。だから、「調略」などとこのブログでは言いながら、おばあちゃんの退屈を少しでも救わんものと、京都らしさを味わってもらおうとしました。
けど、もうええかという気持ちになりました。
私の妻お龍との仲も次第にわるくなってきました。
何十年もつきあってきたくせに、お龍の関東弁がここにきておばあちゃんをイラつかせたりしています。
女どうしの仲たがいというのは、お互いの言い分に耳を傾けても、なんでそれで仲たがいになるのかわからんばっかりです。
おばあちゃんの勝ち。地元へ帰ってもろて、独りで暮らしてもろて、好きに死んでもらいますわ。
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