2012-10-26

天龍寺(京都市嵐山) 紅葉の季節がスタート

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 盛期ともなればアンビリーバボーな紅葉の天龍寺。
 その片鱗をうかがわせるカエデの木です。
 実際は夕方の日陰でもあり、こんなに華やかではありません。
 けれども、現場ではこれくらい鮮やかに思えたということを伝えたくて、パソコンで加工しました。ま、紅葉の美肌修正です。 

 嵐山は、季節を問わず、人気ですね。
 中年以降の世代よりも20歳代の若者のほうが多いのは、歩く距離の長い観光スポットだからでしょうか。

 京都の紅葉といえば、例年11月20日頃から本格化します。それまでにはまだ1ヶ月以上ありますが、4時から5時に生まれた空き時間で、天龍寺の紅葉がどれくらいまで進んでいるのかを見てきました。

 桜をはじめとする広葉樹は、はっきりと色を変え始めています。カエデは、木によって色のつき具合が様々です。早い木は先端のほうから色づき始めています。
 京都新聞の紅葉サイトでは、この状態を「青葉」としています。真っ赤になることだけが紅葉の風情ではありませんし、もう少し細やかな分け方ができないものでしょうか。

 私が歩いた時間帯のうち3時から4時は、陽の光が残る最後の1時間です。4時を過ぎれば山の向こうに太陽が消えて、天龍寺全体が日陰になります。
 この最後の1時間、日射の角度が1分ごとに低くなり、紅葉の彩度と輝度が増幅されていきます。予測以上に紅葉が進んでいると思ってしまうのは、光のマジックです。紅葉を見るとは光を見ることなんですね。



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 天龍寺の庭園(宝厳院 獅子吼の庭)は4時を過ぎてもまだ見物客が続いていました。
 この庭園独特の極楽的紅葉にはほど遠い状態ですが、それでもカメラを構える外国人観光客の姿が目立ちました。

 紅葉の盛期にこの庭園がどうなるのかといえば、3枚目の写真を見てください。庭園出口の門に掲示してある写真です。ここまで紅葉するのかと、ただ驚くばかりです。

 そのかわり、これだけの紅葉が見られる時期になりますと、嵐山全体が観光客だらけになるのはご承知のとおり。今年は中国からの団体客がいないでしょうから幾分かはましだと思いますが、それでも混むことに違いはありません。


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 いまインターネットで調べましたら、11月17日~12月17日まで、夜の特別拝観が予定されています。
 詳しくはこのURLをご覧ください=http://www.hogonin.jp/


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