2014-02-06

金沢も寒いです でも、やっぱり雪の似合う街です

IMG_8055 凍れる(しばれる)。
 今日のように寒い天気を、金沢では「凍れる(しばれる)といいます。顔が痛くなるほど気温が低いことも凍れるですし、地面に降り積もった雪が凍結することも凍れるだそうです。
 泣き出しそうな手と足の先をかばいつつ雪の金沢を逍遥しました。

 全然、話は違いますけど、佐村河内さんのCD、私も気に入って聞いてました。しかし、なんで、いまバラすねん!高橋大輔が滑ってからでもええやんか。


 雪国にはやっぱり雪が似合うんだなあ。
 たまにしか来ない者の勝手な言い分です。お許しください。連日の降雪にうんざりするというのが、地元の気持ちです。

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 兼六園。雪の霞が池と内橋亭。雪も、水も、数寄屋造りも、どれひとつが欠けても成り立たない美しさだと思いました。



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 こちらは、長町の「金沢市老舗記念館」です。
 藩政時代の薬種商「中屋薬舗」の老店舗が長町に移築され、平成元年にオープンしました。
 「つららがとけなくて。それだけ寒い日になりまして」と記念館のスタッフの方がおっしゃいます。私よりもはるかに年上の男性がとても丁寧に対応してくださいますので、きちんと敬語で書くべきです。
 入場料百円で入ってみました。板の間の冷たいこと、冷たいこと。

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 「花嫁のれん」というのが飾ってありました(写真上)。
 ことほぐ日にふさわしい色と柄の加賀友禅。のれんの上部には花嫁の実家の家紋が染め抜いてあります。花嫁のれんを嫁入り道具のひとつに入れるのは金沢市と富山県の一部で見られる風習だそうです。
 のれんは、嫁ぎ先の仏間の入り口にかけられます。結婚式前の花嫁がそれをくぐって仏壇に手を合わせるというしきたりだそうです。のれんはそのまま仏間の入り口にかかっていますが、新婚旅行が済んだ日に外されます。

 たった一度だけ使われるのれんです。新婚旅行が終わるまでです。いまは、もう、のれんを持たせる家はほとんどありませんねえ。のれんよりも先に、のれんをかけるほどの大きな家がありませんから。のれんの幅が6寸ですから、入り口が6寸の仏間というのはもうないでしょう。

 スタッフの方がそう話してくださいました。

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 えっ!と驚きました。和菓子材料を使った梅の花です。しばし見とれました。金沢の老舗菓子舗のひとつ「柴舟」の作品です。
 展示説明をよく見ていなかった私は生け花だとばかり思い込んでいました。バレンタインデーのチョコレート細工もすごいけれど、この作品の精緻さにはとうていかないません。



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 長町の和菓子屋「たろう」に立ち寄って「もりの音」を買いました。妻お龍がたしか好きだったはずです。こんな雪の寒い日にもかかわらず観光客とよくすれ違います。行き交うときに聞こえてくるのは中国語。日中関係は今日の天気よりもまだ凍れてますから、台湾から来た観光客だと思います。



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 今日は金沢駅前のANA CROWN PLAZAホテルに泊まっています。最上階、といっても18階ですが、ツインのシングルユースが素泊まりで9500円。会社の規定ギリギリの値段です。広くて快適なのはいいけれど、インターネットの遅さにまいってます。

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