パスタRばかり記事にしてます。ある程度は通ってみないと本当のところが見えてこないので、勘弁してもらえたらありがたいです。
前回の記事で、安さに驚愕と書きました。メニュー表に並んだ値段はたしかに安い。では、夜に出かけて、ランチではない食事を実際に注文してみたときのコストパフォーマンスはどれくらいか?それを自ら検証しないことには無責任な記事になってしまいます。
今夜の食事。わけありビビアンは置いてきましたので、私ひとりでした。飲み物は、酒に弱い私ですから、レモンミントソーダと食後のコーヒー。支払いは4480円でした。さあ、高いか、安いか。写真を参考にご判断いただければ幸いです。
イタリアン・レストランの平均価格を考えたら、今夜と同じ内容であと1000円から2000円は支払う必要があると思います。それでもなおかつ、私の偽らざる感想は、ひとりで食うと割高感は否めないなといったところです。
何人かでテーブルを囲み料理を分け合って食べる、自分以外の誰かが「おいしい」とつぶやく、誰かがワインをぐっと飲み干す。そういうのが食事をどれだけ楽しくしてくれているか。他にも、食事を楽しくしてくれる要素には店のインテリアとか、接客とかもありますから、いろんな要素が絡み合った上での幸福感、満足感の総合的判断。それが高いとか安いの話になります。
ところが、ひとりですと、金額と食べ物が直につながりすぎて、間に入る緩衝材的要素があまりありません。その食べ物にいくら払ったかという買い物感覚みたいなものが先に来ます。それに引きずられる割高感がまずあるでしょう。
それに、何人かの割り勘でひとり4480円だとしますと、おそらくパスタも注文できたでしょうし、フルボトルのワインも注文できたでしょう。ひとりというのはどうしたってコストパフォーマンスがよくありません。
そんなわけで、パスタRはたしかに安いし、地産地消でおいしいし、珍しいものもあるけれど、コストパフォーマンスの恩恵を存分に受けたければひとりはやめて仲間で行けという結論になりそうです。

パスタRは、椅子とテーブルをぜひとも考え直すべきだと思います。会議室っぽいですねえ。テーブルにはせめてテーブルクロスくらい欲しいところです。料理の見栄えが違ってくるはずです。椅子は変えたほうがいいと思います。市内の他のイタリアン・レストランに比べて座り心地が悪すぎます。それを丸いクッションで解消しようというのは、ありあわせ主義が顔を出しすぎです。ロイヤルヒル直営と銘打っているわけですから、もう少しなんとかならんもんでしょうか。
実は、この日の朝も、私はアールインに文句を言いました。朝食がひどすぎたからです。これまたいろんな点でありあわせ主義でした。いちばんよくないのは、配膳も食器返却もセルフサービスでありながらトレーが用意されていないことでした。開店してからまだ間もないために栗林シェフがバタバタしていて十分なことが出来ていないとフロントのチーフは説明しました。それはおかしいでしょうと私は反発。「お箸の袋はロイヤルヒルのものじゃないですか。直営でしょ?事前準備不足はホテルの事前チェック不足でしょう。トレーがなければセルフサービスが不便だということくらいホテルが気づいておくべきでしょう」。
パスタRのなんかがさつなところがこれからも改善されなければ、それはロイヤルヒルにもてなしの心が不足しているからだ---いまはそのような見方に変わってきています。
(朝食のトレーについては翌日からさっそく改善するとのことでした)。








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