いったいどれくらい間を置いたことやら・・・
久しぶりに綾部ふれあい牧場へ行きました。
今日も猛暑日でした。
だいずは起きていたものの、あとの3ビキは・・・
ぐた~
ぐた~
ぐた~
生き物として正しい姿。こんな暑い日に動きまくるのはヒトだけです。
こういう日ほど、ちゃんと食べてスタミナつけねばなりません。
ビーフシチュー。岩手短角牛の肉だからシチューに化けても存在感。
ジャージ牛のミルクで作ったソフトクリーム。甘さよりもコクが魅力。
もり子さんがいませんでした。昨年の4月いっぱいでここを去ったと、初めて知りました。
もり子さんは、4ヒキのネコたちのお姉さんみたいな人で、もり子・あずき・そば・むぎ・だいずが、まるで家族のようでした。ネコたちも、育つに連れてだんだんもり子さんに似ていったのが不思議です。
もり子さんに初めて出会ったのは、この綾部ふれあい牧場ではなくて、「ひと粒」福知山ファミリー店でした。
当時、福知山ファミリーはすでに危篤状態にありました。廃墟化が見えてしまった福知山ファミリーの1階で最後まで店を閉じないで頑張っていたのが「ひと粒」です。まさに最後のひと粒として踏ん張っていました。
もり子さんが切り盛りする店は土地のおばちゃんたちをファンにつけていました。すべての店が引き揚げた大型ショッピングモールでただ1軒。どう考えても客足が遠のくはずなのに、人が入っていました。根強い人気でした。
けれども、福知山ファミリーのビルそのものがついに閉鎖となりました。案の定の成り行きでした。「ひと粒」も閉店を余儀なくされました。
福知山ファミリー店を離れたもり子さんを、綾部ふれあい牧場の建て直しというミッションが待っていました。
まったく来客の途絶えた綾部ふれあい牧場。所有者である綾部市は打開策に行き詰っていました。その建て直しを買って出たのが、「ひと粒」の由良社長でした。
最悪の条件下で「ひと粒」ファミリー店をもたせ続けてきたもり子さんが、今度は最悪の条件下にある綾部ふれあい牧場の蘇生役です。
スタートの1年間くらいはよく足を運んでいましたから、もり子さんと由良社長が次々と金のかからないアイデアで牧場の魅力UP作戦を進めていったのを覚えています。
二人のアイデアと働きが、死にかけていた牧場に、ゆっくりとゆっくりと、漢方薬のような効き目を示し始めていきました。訪れる人が増えていく様子を、綾部ふれあい牧場日記のブログが如実に物語っています。
もり子さんと社長だけじゃなかった。4ヒキのネコたちも、本当によく盛り立てました。おおぜいの人たちの接客で体調を何度もこわして獣医さん通いが絶えませんでしたが、へこたれませんでした。
「ひと粒」福知山ファミリー店を持ちこたえさせ、綾部ふれあい牧場の息を吹き返させ、もり子さんはまさに置かれた場所で咲く人です。
やめたことも知らなくて申し訳なかった。そんなにご無沙汰して本当にすみません。
もり子さんは、いまどこで咲いているのでしょうか。
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