びわ湖バレイから、近江西部をさらに北上し、高島市の水鳥観察センターまでやってきました。
曇りに追いかけられながら晴れの方向を目指すという、なんとも気の急くドライブでした。
この季節になると思い出すあの木。レギンスのように木を覆う蔓質(つるだち)の葉。今年も健在でした。
午後3時を回って、早くも夕方らしくなってきた湖面に、水鳥たちの姿がありました。
人が水際に近づかないようにと、べつに柵や塀が儲けられているわけではありません。むしろ、その逆で、人の手が加えられていない琵琶湖岸です。野生の植生が、水際と人間を、ちょうどいい距離で隔てています。
水際に複雑に入り込む潅木は、野鳥たちの大切な生活環境です。水中の小生物にも暮らしやすいはずで、小生物が多く生息する浅瀬は、水鳥たちの餌場にもなっているのでしょう。
晩秋の穏やかな夕暮れがありました。
水鳥観察センター内には、カフェがあります。
ここが、なかなかおいしいのです。
なにもマニアのように野外で観察しなくても、店のカウンターに座ったまま、気楽に眺めることができます。
水鳥たちを眺めているうちにすっかり冷え切った身体。店の薪ストーブがとてもありがたい。
あのフレンチトースト、めちゃ食べにくいけど、めちゃおいしいわ。
お金を払うときに、店の女性に、そう告げました。
え、食べにくいんですかあ?と、店の女性。
器の小ささ、小型フォーク1本しかつけない不便さに、気づいていない様子でした。
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