2015-01-07

よし富(大阪市中央区道修町) 平成のものといえば地デジのテレビだけ

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 家に帰ってからよく見たら、「昼めしは人鍋定食」と写っていました。
 いくらなんでも、それは食えるはずがない。本当は、「昼めしは一人鍋定食のよし富で」なんです。


よし富

 ここは道修町(どしょうまち)、くすりの町。
 武田薬品をはじめ、日本の製薬企業各社が集まるオフィス街に「よし富」があります。狭くて急な階段を登れば、平成のものは地デジのテレビだけ。あとはすべて昭和で固められたレトロな店です。
 
 ここに連れてきてくれたHさんは、自分がマルP(大日本製薬)に勤務し始めた30年前にはこの店がすでにあったと言います。その当時は食券の自動販売機すらなかったそうで、階段を上がったらおばちゃんが一人座っていて、お金を渡して食券を買ったとのこと。


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 ランチがユニーク。メニューは、鳥すき、豚の水炊き、肉なべといった鍋料理だけ。おひつに入ったご飯がテーブルの真中にどんと置かれ、客自身がよそって食べ放題。正午から1時まではサラリーマンやOLたちで混み合っています。食券売り場から階段へと行列が生まれます。なにごともデジタルのオフィスからテレビ以外はアナログのよし富へ。

 道修町にも北浜にも近いこの界隈もやはりランチ激戦区。「サラめし」としての魅力たっぷりでなくてはここまで長く商いを続けてこられません。

 私は二日連続でここでランチを食べました。連れてきてもらって食べた肉なべ(1000円)がえらくおいしかったからです。二日目は、鳥すき鍋(850円)を食べました。空きっ腹にはこの店の甘くておいしいおつゆがたまりません。ご飯がご飯がすすむクン。鍋に余ったおつゆをかけて食べたいくらいです。


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こののぼり旗が目印。どの路地を曲がればいいのか。これを見つけたら、その狭い道が「よし富」の筋です。


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名物の鳥すきやき。少しくどいかと思うほど甘い味付けですが、それでもおいしい。鶏肉もそんなに上等じゃないのに、それでもおいしい。魔法の鍋ですねえ。

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肉なべ。1,000円。うどんが半玉入っています。大盛りを注文すると、肉が倍になります。


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こちらは「やまや」。博多めんたいこ「やまや」の直営店です。「神農さん」と呼び慣わす少彦名神社の近くにあります。ランチタイムの明太子食べ放題が大人気。やはり行列の店です。


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