2014-09-21

海遊館(大阪市) 聖太郎、見るものすべてに大はしゃぎ

 理屈抜きの楽しさでした。
 聖太郎ばかりか、ママまでがおおはしゃぎ。おじいちゃんはそれを見ながら「やったー!」の気分でおりました。


 海遊館は回遊館でした。
 中の構造を言葉で説明しにくくて、下の模式図にしました。
 海遊館自身の説明図も同時に掲載しました。


無題


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 入場券を買って入っていくのは3階です。入りますと、すぐに天井にも魚が泳ぐトンネル水槽。そこをくぐり抜けますと、すごく長いエスカレーターが待っています。これで一気に8階まで上がります。そして、8階から回廊式の順路を下りてきます。それぞれの階を一周しながら歩いていきますが、それに伴って知らぬ間に下りていく構造です。足元は全体として下り坂になっていまして、ときおり短い階段も混じります。

 で、上の図のように、ふたつの階、もしくはみっつの階にまたがる水槽が、合計6本でしたか7本でしたか、とにかくいくつもあります。この構造が海遊館を語る上で最重要の特筆事項です。

 たとえば、ジンベイザメが泳ぐメイン水槽ですと、6階から4階まで、串刺しのように階を貫いています。ですから、6階で見る水槽の表層を皮切りに、5階、4階と順路を下るに連れて、光景は同じ水槽の低層へと次第に近づいていきます。メイン水槽は、いずれの階からも、表層を見上げる、低層を見下ろすという双方の見方が可能です。同じ水槽でも、見る角度や目前の水深が異なれば、それだけでまた別の景色に豹変します。魚の種類や行動にも変化が見られます。

 メイン水槽と同様、ペンギンやアザラシといった海の動物たちの水槽も階を貫いています。水槽が始まる階では、水面を泳ぐ姿や、陸に上がってのんびり休む姿が見られるいっぽう、下の階にきたら水槽の深い場所を勢いよく泳ぎ回る姿に出会います。

 この見せ方ですね、魅せ方と言ってもいいのですが、これが実にエキサイティングです。アザラシがウンチするのを目の当たりにした聖太郎がめちゃ喜んでましたが、これもまた、水槽の最深部を泳ぎ回る場面に出会えたからこそのサプライズでした。

 もちろん、熱帯雨林ですとか北極圏ですとか、各階独自の展示もバリエーションに満ちています。しかし、やはり海遊館のユニークさは、階を貫いて垂直方向に長く伸びる水槽です。この趣向のおもしろさ。横浜の八景島シーパラダイスの迫力を存分に知る聖太郎のママだって、海遊館の大胆な展示構造には意表をつかれていました。
 水族館の入場料というのは、どこに行ってもなんだか高めに感じられます。しかし、ここは充分にその値打ちがあると思えました。

 夜8時までやっているのも、この日の私たちにはありがたいことでした。この日は、なんだかんだで遅くなった上に、天保山の大観覧車に乗って大阪市街地の眺望を楽しんだりもしましたから、入館は4時を過ぎていたと思います。それでも慌てることなく、同じ水槽を行ったり来たりしながら全順路を回ることができました。

 さらにありがたいことに、60歳以上は年齢証明(免許証など)を提示すれば2000円。大人料金2300円より300円も安くなります。私は車の中に免許証を置いたままでした。お龍が自分の免許証を見せて「夫婦ですから、この人も」と言ってみましたが、「旦那さんのほうはとても60歳以上には見えません」と断られました。まったくの作り話、大ウソですけどね。





 さて、聖太郎は帰ってしまいました。普通ならおじいちゃん淋しくてしかたないと書くところですが、実は、今週の土曜日は聖太郎の運動会を見に行きます。また会えますし、ブログでもみなさん方にレポートさせてもらいたいと思ってます。


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