聖太郎のところに来ました 明日は運動会です

　明日は聖太郎の運動会です。
　ぼくはかけっこが速いと聖太郎。本当でしょうか。

　普段ですと、「ぼくはね」とか「セータロー君はね」とか言ってます。
　しかし、「さくら組でいちばん速いのは誰？」と尋ねますと、「俺」と答える。このときだけは自分のことを「俺」と呼ぶ。
　そこまで言うなら見せてもらおうやないか。
　そのかけっこは、プログラムのさっそく２番目にあります。組み合わせを見ましたら、こたろう君という子も走ります。本当はこの子がいちばん速いそうで、どうなりますことやら。

　狭い運動場でして、いや、運動場というよりは園庭とか遊び場でして、去年はビデオの撮影場所に苦慮しましたねえ。保護者席に用意された場所はギッシリになります。菊花賞並みです。
　あつかましくなろうと思えばいくらでもあつかましくできるんですよ。なるべくいい場所を確保すればいい。けれども、パパやママの邪魔をすべきでないと思えてくるんですねえ。

　ご承知のように、待機児童の多さはいずこの自治体も同じです。幸運にも入れたおかげで、どこの家庭も共稼ぎが成り立っています。幼稚園じゃなくて保育園ですから、家にずっといるママが午後の早い時間帯にお迎えなんて環境ではありません。仕事に行く途上で子供を預け、仕事が終わった帰り際に迎えに行く。これから秋も深まってきますと日が暮れるのは早い。親が迎えに行く頃には保育園に灯りがともってます。

　そんなパパやママたちが、少しでもいいところを撮ろうと、ビデオやデジカメを一生懸命に構えています。土日だって仕事のある家庭もありますから、ひょっとしたらわざわざ休んできたかもしれません。ただのおじいちゃんがその邪魔をしていいのか。できませんわ、やっぱり。おじいちゃんなんて責任者じゃないんですから。傍観者なんですから。

　それにねえ、パパやママが撮影したビデオや写真を見せてもらって、目を細めて喜ぶというのが、おじいちゃん・おばあちゃんのあるべき姿です。私みたいに撮影ばっかりしてるおじいちゃんなんか、ひとりもいないんですよ。

　そんなことで、遠慮がちにではありますが、聖太郎の運動会を撮ってきます。このブログにもアップしますし、見ていただければ幸いです。