3連休(9月21日~23日)の初日、彦根へ行ってきました。
名神高速道路八日市~彦根間の通行止めが続いているせいか、観光客の少なさが目立ちました。その分、のんびりしていました。
彦根は大雨被害をまぬかれた
京都新聞の記事から転載(彦根市は自分で書き込んだ)
台風18号では、滋賀県に特別警報が発令されました。まさに数十年に一度の雨量となった大津市、高島市、東近江市などでは被害が大きく、栗東市では土砂崩れによる死者まで出たほどです。現在までに分かった被害総額は50億円と見積もられています。彦根市では、市内を流れる芹川の水位が、あとちょっとで氾濫というところまできて、一時はヒヤヒヤさせられたそうです。ただ、幸いなことに、彦根市では大きな災害には至りませんでした。通行止めが続いていた八日市~彦根の名神高速道路は、9月21日から走れるようになりました。
今年もお堀の彼岸花が美しい
彦根城のお堀は彼岸花の季節です。田んぼのあぜ道などのような群生ではなくて、ところどころに咲いているだけですが、それゆえに花の赤さが余計に鮮やかです。
正午すぎの天守閣はこの程度の観光客数でした。1時を回ったあたりから増え始めましたが、それでも3連休の初日にしては拍子抜けするくらいの少なさです。
彦根城のよさは、城郭、石垣、お堀、そして広い空が作り出す空気感ですので、人が少なければ少ないほど本来の魅力に近づきやすいといえます。
その点では、すっかり秋らしさを増した青空にも恵まれて、いい1日を過ごすことができました。
すぱっ、すぱっと切れ味のいい直線や曲線。そしてぴたっと水平を保つお堀。好天と人の少なさが幸いして彦根城の美しさが際立つ。
この女性の服を見て、「ブティック今野」のお客さんかもしれないぞと思った。「あまちゃん」をご覧の方は「ブティック今野」をよくご承知。渡辺えりさん演じる今野弥生が北三陸で営む洋装店。
埋木舎の白い土塀沿いを行く妻お龍。埋木舎は、井伊家の控え屋敷。井伊直弼もここで不遇の日々を送ったといわれている。
ポム・ダムールでスイーツ
「たねや」のある交差点をお堀に沿ってに曲がると、「ポム・ダムール」、「サンチョ」、「Kotetsu」と、個性的な店が三軒。
このうち、ポム・ダムールは、洋菓子店、パン屋、カフェの3機能をひとつにまとめた店舗です。
糖質制限中の私たち夫婦ですが、今日はなんでもありにしてしまいました。お龍はミルフィーユ、私はドーナッツ型のマカロンみたいなのを食べました。甘いもんを食べる前のお龍は、めちゃ嬉しそうです。
私は、糖質制限を破ることがなにか後ろめたく、甘いものをおいしいまま食べてはいけない気がしました。そこで、テーブルにあったオリーブオイルをかけてみたのですが、えらく香りがよくて、この組み合わせもそうわるくありませんでした。
ランチタイムに向かう店は次第に込んできました。お城周辺を散策中の観光客ばかりか、地元の人たちも女子会などで集まってくるようでした。お堀沿いの一等地的ロケーションと広い駐車場がこの店の特筆事項だと思いました。
サンチョでコーヒー
私が仕事の途中でときどき立ち寄るのが、このサンチョです。この日は、妻お龍を連れて入りました。
クラシカルな喫茶店、喫茶店らしい喫茶店で、観光客向けというよりも、地元の常連さんのためにある店です。
週刊誌、雑誌、新聞が豊富で、そこが営業マンとしては有難いところです。私は、やっぱり旧いタイプの営業マンなんでしょうね、自分自身が週刊誌的でなくてはならないと考えています。お客さんごとに雑談の中味は違いますから、いろんな話題についていけないと不安なんですね。
カウンターの向こう側でママがいれるブレンドコーヒーは、まったく雑味がなくてまろやかです。パソコンを開いてメールチェックといった時間にはコメダ珈琲が便利ですけど、本当にほっとしたい時間ならば、やっぱりこういうタイプの喫茶店で、おいしいコーヒーがいちばんです。
雑誌棚の奥に窓。午後の光とお堀端の緑で心が和む。お堀を挟んだ向こう、石垣の内側は彦根東高校になっている。県内屈指の進学校ながら、今夏は甲子園にも出場した。今年の彦根はスポーツが熱い。陸上百米の桐生君は、彦根南中学校出身だ。
テーブルから見えるコスモスの花がとてもきれいだった。彼岸花からコスモスへと、秋の始まりがバトンタッチされてゆく。
そのうち入ってみたいKotetsu
「サンチョ」から彦根カトリック教会を隔てた先に、コーヒーショップの「Kotetsu」があります。ここはまだ行ったことがなくて、中味はまったく分かりません。でも、食指の動く店構えです。
びわこ牧場はハンバーグがおいしい
湖岸道路を長浜方面へと走り、松原水泳場を少し過ぎたあたりにレストラン「びわこ牧場」があります。道を挟んでクラブハリエ・ジュブリルタンと向き合っています。
この日は遅いお昼ご飯になりました。午後3時を回って、この店のランチタイムを過ぎていました。ところが、店の人は、まだランチを食べてもかまわないと言ってくれるではありませんか。ランチですと、スープ、ドリンク、アイスクリームを好きなだけ食べられます。店の人が言う通り、かなりお買い得な中味です。
まだ30代の単身赴任者と一緒に来たときに、彼がえらく感激しまして、「おいしいですねえ。うちの息子が喜ぶだろうなあ。連れてきたいなあ」と言っていました。そのとき私は、ここのハンバーグがおいしいとは知りませんでした。土曜・日曜の夕暮れ時、駐車場が満杯になっている光景を何度も目にしていましたので、「おいしいのかもしれないぞ」と言いながら彼を連れてきたのです。
この日のランチは、ハワイアンタイプのロコモコでした。
普通のハンバーグをロコモコ的に盛り付けたものではなくて、ロコモコらしく粗く砕いた肉を使ったパテになっています。ちょっと甘めのグレイビーがご飯のなかにまで回り込んでいました。
大きなガラス窓の向こうはクラブハリエ・ジュブリルタン。滋賀県内にクラブハリエは数軒あるが、琵琶湖に面した立地はここだけ。
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