9月7日土曜日の「世界一受けたい授業」に、ミッテラン大統領の料理人だったダニエル・テルプシュさん(70歳)が出演しました。味噌は素晴らしい調味料だと評価するダニエルさんが、フランスの伝統的家庭料理であるプーレセレスティーヌを、味噌仕立てで作りました。
本来はワインを入れるタイミングで日本酒を入れます。日本酒にしたのは、味噌との味のつながりを重視したからそうです。 マッシュルームとトマトを連続して加えてから、コショウで味を整え、数分煮ます。トマトは湯むきしてあります。トマトが柔らかくなった頃合いを見計らって、味噌を加えて溶かします。
ダニエルさんは、9月7日公開の映画「大統領の料理人」の実在モデルです。大統領のプライベート・キッチンを2年間にわたって任されていました。ミッテラン大統領の好みを直に聞くわけにもいかず、皿の食べ残しから好き嫌いを推測していったそうです。
★ プーレセレスティーヌ味噌仕立て ★
ダニエルさんが伝授してくれたのは、フランスの伝統的家庭料理プーレセレスティーヌでした。本来の調味料はワインと塩であるところを、日本酒と味噌に換えてのオリジナルバーションです。
作り方は「世界一受けたい授業」のホームページで見ることができるそうですが、私自身がダニエルさんに感服したものですから、こうしてブログのネタにさせてもらっています。
レシピURLはhttp://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/130907/03.htmlです。
元が家庭料理ですから、特別な材料はありません。イタリアンパセリを使うようなことになっていますが、スーパーで買うと、少量のくせにいっちょまえの値段で生意気なんですよね。私は、普通のパセリもイタリアンパセリもベランダで育てていますが、ここまでみじん切りにして使うのなら、イタリアンパセリを用いる必然性はまったくないと思います。
トマトは湯むきして角切りにしてあります。
ここにある他に、コショウが要ります。
まず、バターを溶かして、チキン(このときはモモ肉)の皮目をパリッと焼きます。バターを焦がすなと言ってました。
あ、ダニエルさんもガスコンロだ。IHじゃない。そんなことに喜んでいました。
そして1分ほど煮詰めます。煮詰めることで味が凝縮するんだとの解説でした。私はこれまで、煮詰める=アルコール分を飛ばすだとばかり思っていました。
出来上がりです。味噌を加えてからどれだけ煮るとも煮ないとも言ってませんでした。おいしくなっていたらその時点でOKということでしょう。
おいしさに感激するケンドー・コバヤシのコメント。この料理ならバスタブ1杯くらい食える。
堺正章のコメント。味噌が入ることで鶏肉に深みを増している。
これは本当にそうです。私もそう思いました。
ダニエルさんは日本食も大好きで、博多一風堂のとんこつラーメンが一番のお気に入りだそうです。
ともかく、味噌でどれだけおいしくなるのかを知りたくて、昨夜の残りのトマトソースと鶏胸肉のワイン蒸しに味噌を加えて煮てみました。
間違いなくおいしいです。味噌はたいしたもんです。
ダニエルさんが伝授してくれたプーレセレスティーヌ味噌仕立てもきっとおいしいでしょうし、イタリアンの基本味であるトマトソースに味噌の組み合わせも大いにいけます。
このときのトマトソースの材料は写真の通りです。トマト缶は、安くても味の濃いスピガドーロ社製です。おいしいピッツア店並みのトマトソースがいともたやすく作れるので気に入ってます。
ダニエルさん、ありがとうございました。映画、必ず見に行きます。
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