運動会のビデオ撮影。
下の子の小学校卒業と同時に、自分も運動会ビデオ撮影を卒業した。17年前のことだ。
それが今回、よその子供のビデオ撮影を頼まれた。福知山市内の中学校だ。
かといって、頼んできたほうも、近頃のビデオカメラを持っていない。
うちにあるのは、それこそ17年前の最新機種で、「Hi-8」といってテープに記録するカメラだ。
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| このデジカメで撮影 |
そんな事情で、いつも使っているデジカメのビデオ機能でやってみた。
おお、けっこういけるやないかということで、ちょっとだけその日の動画。先生が音楽をかけ間違えて生徒からブーイングの場面。
古い歌で恐縮だが、「青い影(プロコルハルム)」。
原題が「A Whiter Shade of Pale」で、船酔いの歌。
酔った。イカ釣り船で酔った。
釣れたばかりのイカの透明感をぜひともこのブログにと思っていた。
しかし、船上、写し方に凝ろうとしたら吐き気に負ける始末だった。イカが釣れましたよりほかに付加価値のない写真になってしまった。
漁場に到着したばかりの意欲的な作風に比して、肝心なイカのなんと貧相なことか。
釣れたばかりのシャッターチャンスを逃して沖漬けになってから撮影したイカもいる。
それではあまりにもなんなので、以前に撮ったウマヅラハギの写真。釣れたばかりの魚はこんなに美しいと言いたくて。
船酔いは3Kだ。苦しい、臭い、帰れない。
【苦しい】 船酔いが続く限り吐き気も続く。胃の中が空でも容赦なし。どうせ酔うのなら吐きやすいように何か食べておけというのがベテランからのアドバイス。
【臭い】 餌のオキアミのにおい、エンジンの機会油が焦げるにおい、潮をかぶった船の塗装のにおい。どれもこれも吐き気につながる。男のつわりだ。
【帰れない】誰か酔ったみたいだから早く帰りましょうかなんてこと、まったくもってない。船で出たら酔うほうがわるい。帰れないという絶望感はなかなかのものだ。
それでも4ハイはなんとかGetした。会社の同僚に新鮮なイカを約束していた。
帰り道、深夜、そいつの家に立ち寄って玄関先に氷詰めのイカを置いてきた。
お昼頃起きたら、携帯にお礼のメールが来ていた。
「ありがとうございました。死んでいましたがイキがいい」。
死んでてよかった。不死身のイカならおそろしい。
このブログにコメントしたいとのとありがたいお声を頂戴しました。
それで、コメントを投稿してもらえるように改良いたしました。
やり方ですが、それぞれの記事のいちばん下までスクロールしまして(中味を読んでからやで)、赤丸のところをクリックします。
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とても有名な宮津のこんぴらうどん。
カウンターで冷やし鳥天を食べ終え、誰に話すでもなく、 「宮津はガソリンが高いなあ」と私。
それを耳にしたひとりが言った。
「宮津は下がらん。舞鶴はちょっと安くなったけど。宮津は下がらんで」。
また別のひとりが言った。
「高い、高い。ひとつの店にいっぱい価格がある。宮津は四重価格や。客によって値段が違う」
ガソリンを安く入れたいと思えば、プリペイドカードを買うとか、現金会員になるとか、いろいろな方法がある。ところが、宮津では、これら万人向けサービスの枠を外れたところに、縁故価格とでもいうべき値段があるという。それがいちばん安い価格になっているそうだ。この価格で優遇される客のガソリンカードには、ぽちっと、小さなシールが貼られているそうだ。
「どんなシール?貧乏人とか書いてあるとか?」
もちろんそんなシールはない。
では、どうすれば自分のガソリンカードに縁故者向けスペシャルシールを貼ってもらえるのか?
一例だが、ガソリンスタンドがどうしてもタイヤを売りさばきたい期間というのがある。
ノルマ達成に苦渋しているガソリンスタンド従業員がいる。
彼からタイヤをなんとか買ってもらえないかと頼まれる。
カオを立てて、いらないタイヤの4本も買ってやる。
そこで、はじめて、スペシャルシール客に格上げされる。
という話なのだが、まずは無理を頼み込まれるくらいの人間関係がないことにはどうにもならない。そういう無理を頼まれるというと、肉親、親戚、旧友、隣近所・・・それくらいの範囲ではないのか。
こういうのはなにもガソリンに限ったことではない。
同じく宮津のHOANKANという喫茶店での体験。
こんな私でも会社からのメールを急いでチェックしなくてはならない日があった。通り道にHOANKANを見つけて飛び込み、席につくなりノートパソコンを広げた。
そのとき、店からとがめられた。パソコンを使ってくれるなという。
「え?なんで?」
「そのテーブルはうちの常連さんが好きな席です。パソコンを使ってそこで長居されたら、そのお客さんが来られたときに困るんです」
怒ったらあかん。これでいいのだ。
店は常連のカオを立てえこひいきするいっぽうで新たな商売の好機を失っている。
客はカオを立てられえこひいきされるいっぽうで店への義理に縛られている。
お互いがそれを納得づくであれば、それでいいのだ。
ともあれ、ガソリンの一件はブログのネタにいただきと、そそくさ店を出た。こんぴらうどん近在のガソリンスタンド3軒を回って、店先の価格表示をカメラにおさめた(京都府のこの日のレギュラーガソリン平均価格は129.80円/L)。
あちこち車で走っているとわかるが、大江山を越えて丹後に入った途端、ガソリンが急に高くなる
理由は大江山の鬼だ。
いにしえより大江山には鬼が住んでいるとされてきた。ガソリンを運ぶにも命がけだと丹後のガソリン店主たちは異口同音に説明する。かくして、丹後では、いまもガソリンが貴重な品としてあがめられている(ウソ、ウソ)。
今年の夏も「鍵屋」で泊まった。鍵屋の元気印カイ君(小6)たちと花火もした。
伊根。
寅さんも浜ちゃんも伊根に来たことがある。
寅さんは1982年の「あじさいの恋」。石田あゆみがマドンナ役だった。寅さんのせいで傷ついたマドンナは郷里に戻る。それを追いかけた寅さん。そこが伊根だった。
浜ちゃんは1992年「釣りバカ日誌5」。転勤先が丹後半島。命ぜられた仕事はスッポンの養殖。鈴木建設経営多角化 の一環だ。滞在先が伊根の舟屋だった。
車寅次郎と浜崎伝助を合わせて浜崎寅次郎のような人生だったらどんなにいいだろう(とっくに実践していると女房からいわれるが)。
そんな私にとって伊根はひとつの聖地だ。
伊根をいちばん有名にしたのは、NHK朝の連続ドラマ「ええにょぼ」だろう。1993年度上半期(4月~10月)の放送だった。僻地でがんばり成長する女医の物語。実際の伊根にも、本庄診療所で長く地域医療に貢献してきた先生がいる。
目新しいところでは伊根を描いた演歌がある。水田竜子「伊根の舟屋」。これが2009年。ぜひ、せひとも、伊根を舞台にしたPVをご覧いただきたい。去年、水田竜子さん以上の美人は伊根に来なかった。伊根ののどかさ、鍵屋の味わいがこの一本に詰まっている。
このPV撮影の裏方は鍵屋のオーナー夫妻だ。
ご主人は愛船Herbie号にカメラマンを乗せてベストアングルを確保した。揺れないように船を操るのは難しい。
奥さんはカモメを呼び寄せた。鍵屋の船着場から魚のアラを海に向かって投げるとカモメたちが一気に集まってくる。ところが、プロデューサーが期待する数倍ものカモメが集まってきてしまった。カモメの水兵さんのPVさながらの光景となった。
鍵屋は客を1日1組に限定している。ここが鍵屋のユニークさだ。舟屋の民宿を貸し切りで使えるわけだ。そのかわり、1泊が高い。4人で土曜に泊まると1人18000円になる。高い。伊根の民宿の平均的価格よりはるかに高い。
けれども、日本全国どこの旅館に泊まっても舟屋そのものの部屋など望めないことを思えば、鍵屋は決して高くない。
なにせ、食事をするダイニングテーブルの端から海まで、1メートルあるかないかだ。その環境に貸し切りで泊まってこそのよさがある。
営業を始めて間もない昨年はけっこう空きの多かった鍵屋も、今年の夏は平日でもそこそこ埋まっていた。