生まれて半年の理久斗クン、お宮参り以来の登場です。
ちょっと変わった名前ですが。”りくと”と読みます。よろしくね。
クワガタムシの理Q斗クンは、クワちゃんに改名
ベランダにクワガタムシが飛んできました。
おお、これは、これは。
もうひとりの孫、聖太郎が来たときに喜ぶぞと、飼い始めました。
名前はどうしよう、<理Q斗>と書いて<りくと>にしよう。
ー え! おとうさん、そんな高いメイプルシロップあげてるの?
ー そうや、理Q斗クンやないか。
ー そう言われちゃったらねえ・・・
見るたびにメイプルシロップを吸っています。
クワガタムシですから、樹液に関してはグルメのはず。
やっぱりおいしいのか、これは。次もこれ買おう。
ところが、この理Q斗クンが逃げ出しました。
妻お龍のふたの閉じ方が甘かった。
メイプルシロップがもったいなくて、わざと逃がしやがったか。
ということでもなさそうでした。
理Q斗クン、どこ行った、理Q斗クンはどこ?
探しまくっていますうちに、妻お龍がめちゃ落ち込み始めました。
たとえクワガタでも、理Q斗クンがいなくなったというのは心にキツすぎる。
ー 名前が理Q斗だけになあ。
ー そうよ、おとうさんがつけた名前だよ。
ー なに言うてるねん。逃がしたんは誰や。
この部屋のどこかにいるはずなのに、どうしても見つけることができません。
3日が経ちました。
カサカサカサ、カサカサカサ。
深夜、居間でそのまま眠ってしまったお龍の耳元で音がする。
目を開ければ、そこには、理Q斗クン。
セミドライトマトを作ろうとして、半分に切ったミニトマト。
その半乾きのトマトに惹かれて、出てきたようです。
クワガタが出てくるって、それ腐りかけちゅうことやないんかい。
おとうさん、おとうさん、クワガタ出てきたよ。
もう理Q斗クンはやめようよ。クワちゃんにしとかない?
なんの芸もない名前です。
前に飼っていた猫が、チビ。
この風情のない名前も、思い起こせば、お龍の発案でした。
ということで、アヤハディオで、立派な金魚鉢とカブトムシ飼育用品一式を買ってきました。
ー 蓋は? どうする?
ー 土瓶敷き置いとけ、ちょうどええやろ。
つまらない名になった理Q斗クンは、今日も元気。
お龍がいないときは、理Q斗クンと呼んでいます。
死んだフリ。何かあると、すぐにこのポーズをとって、動かなくなる。
0 件のコメント:
コメントを投稿