2012-06-11

バンビーナ(京都市西京区川島野田町22-3)

とくにランチタイムが人気の生パスタ店 メニューは30種類

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 桂のあたりに引っ越したのなら、バンビーナがええよ。
 うちの妻お龍が友達からそう聞いていました。
 私の新しい住所からは約1kmのところにあります。

【お一人様、だいたい1200円~2000円】

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 店の前に立って、メニューの立て看板を見ました。
 パスタだけなら825円~1100円です。

 私とお龍は、バンビーナセット(2名用・3800円)を食べることにしました。パスタに加えて、サラダ、マリネ、ハーフサイズのピザ、コーヒー、アイスクリームがワンセットになっています。

 店のコンセプトは、福知山や舞鶴でいえば、モルト・ボーノに近いといえます。モルト・ボーノをうんとファミレス的にしたのが、バンビーノです。生パスタだけれど安そう・手っ取り早そうといったイメージがウケるのか、ランチタイムには行列もできるくらいです。

 このブログは京都府北部の方にもよく見ていただいています。
 沓掛で国道9号線に下りましたら、そのまま市内へ向かって進みます。
 樫原秤谷の交差点(マッサージの手もみんがあって、その向かいのガソリンスタンドの壁にウルトラマンが描いてある)を右折。そのままずっと道なりに来れば、車線数が増え始める地点にあります。店は進行方向左手です。

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【パスタに力点を置いている】

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選べるサラダ5種類のなかからシェイクサラダを選びました。カット野菜10種類がボトルに詰められて運ばれてきて、店のスタッフがボトルの中にドレッシングを入れてシェイクしてくれました。

DSC09566サーモンのマリネ。辛子マヨネーズが味のアクセント。この値段のセットメニュー内のマリネですから、これ以上を望んだらあかんなと、そういう感想でした。

DSC09569ロングバケット。やわらかめのフランスパンです。やはり数種類のなかから好みの味付けを選びます。私はハチミツにしました。バケットの長さは30cmくらいです。

DSC09570ハーフサイズのマルゲリータ。皮がきわめて薄いタイプ。本格的なマルゲリータを期待していたら裏切られます。まずいというのではなくて、材料としてマルゲリータといった味です。

DSC09573お龍が注文したトマトと茄子とチーズのスパゲッティ。パスタをウリにするだけあって、パスタになった途端に手作り感が伝わってきました。茄子は一度焼きナスにしてから具に加えてあります。チーズは、クリームチーズとモッツアレラを混ぜたのかな?と思える味。少し甘みがありました。生パスタはたしかにモチモチとしていて、ソースがよく絡みます。全体としてとてもあっさりとした味付けで、途中でイヤになりません。

DSC09575私が注文したカルボナーラ(半熟卵バージョン)。バンビーナ創業以来の人気パスタだそうです。パルミジャーノ・レッジャーノをテーブルですりおろしてくれました。盛られたパスタの頂点に半熟卵がのっています。それをつぶしたのが下の写真。

DSC09576私は、チーズがもっと濃厚で、黒胡椒がもっと利いたカルボナーラが好き。このバージョンではもの足りませんでした。けれども、このあっさりした軽さは、和式カルボナーラとでもいうのか、いろんな人にウケやすいと思いました。

DSC09578デザートです。「選択と集中」とビジネスでよく言われるけれど、まさにそれだと思いました。パスタにひときわ力を入れて、他のメニューはそこそこにおいしい水準をキープといったところです。


【商売が上手なんだね】

 味だけをとれば行列までじゃないなあと、お龍も私も同じ感想でした。
 けれども、店の総合力で客をしっかり集めています。パスタ専門店的演出を退けた店構えや、駐車場の収容力や、スタッフの愛想よさや、パスタの種類の多さや・・・

 商売が上手なんだねとお龍が言います。

 バンビーナのあるこのエリアを「桂」と称します。桂には本格的イタリアンレストランが何軒もあります。
 そうした店は、夜なら一人当たり3000円~10000円です。料理やワインを目的にするのならそういう店がマッチするでしょう。

 でも、パスタというのは、そこまでたいそうなもんではありません。家で夕飯食べる代わりにパスタを食べておこうかという客はいくらでもいるでしょう。そんな客にとってバンビーナはきわめて手軽で便利な存在です。

 これがバンビーナの強さなんでしょうね。

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