2012-03-20
おばあちゃんを竜宮城へ⑬ 樹の郷(いつきのさと)
4月15日オープン予定の特別養護老人ホーム「樹の郷(いつきのさと)」。私たちの地元である滋賀県甲賀市水口町にあります。おじいちゃんを入れたいと思っています。
この外観、建築会社のイメージスケッチではなくて、もう完成しているホンモノを写してきました。エフェクトをかけて撮影したから、こんな感じになりました。
扇形に広がる建物ですので、表側も裏側もパノラマ写真にしました。
甲賀市産(信楽町産)の木材をふんだんに用いた造り。滋賀県森林整備加速化・林業再生基金事業の対象建造物に条件が合致し、より多額の補助金が自治体から下りたそうです。
玄関を入りますと、いらっしゃいませの代わりに木の香り。おじいちゃんにはもったいないというのが、家族みんなの感想です。
木目をそのまま生かした階段など、木にこだわったデザイン。なるほど「樹の郷」だねと納得しました。滋賀県立大学のナントカ先生の設計だと聞きましたが、肝心の名前を忘れました。施行は水口町の片淵建設です。
放射状に広がる各棟のハブにあたる場所。樹の郷ご自慢の空間です。ここを車椅子や歩行器が行き交うわけですねえ。
弧を描く壁に沿って談笑用のベンチが伸びています。毎日が森林浴みたいな生活。長生きしすぎて困りませんか?
移動で廊下を進む間もやはり木の香りに包まれて。
オフィスや相談室などの机は、耐用年数重視で、無垢の一枚板です。
デイサービス用の空間。実に広い。そして、老人がいない老人ホームはなんとすっきりしていることでしょう。
入居者用の個室です。正確な面積はわかりませんが、25平方メートルくらいかと思います。
介護用ベッドが備え付けられています。テレビ、冷蔵庫、クローゼットなどは入居者自身で用意する必要があります。
個室にトイレはありません。年寄りにはトイレも訓練。共用空間までわざわざ出向かなくてはなりません。残存する身体能力を維持するための大切な日課です。
並ぶ個室を外から眺めてみました。庭の芝生はいまちょうど養成中。緑に生えそろえば、個室からの眺めがまた変わることでしょう。
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おばあちゃんを竜宮城へ
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