北陸3県(福井・石川・富山)をまだ引継ぎ中です。
今回は、土日や仕事のドライブ途中に見かけた光景です。
【五箇山 1995年に世界遺産登録の合掌造り集落】
富山県と岐阜県の県境近くに、五箇山と呼ばれる山村地帯があります。五箇山の合掌造り集落は、1995年、岐阜県側の白川郷といっしょに世界遺産登録されました。ご承知の方も多いことでしょう。
いや知らないとおっしゃる方も、こきりこの竹は七寸五分じゃの「こきりこ節」はご存知だと思います。「こきりこ節」の五箇山です。
北陸自動車道の小矢部ジャンクションから東海北陸自動車道を走れば20分ほどです。便利になりすぎて、五箇山インターを下りるまで山の深さを実感できなくなりました。
実際の地形は、山の尾根から谷底の庄川まで、一気に落ち込むと言ってもいいくらいの険しさです。四国の祖谷など、平家の落人集落に共通する地形です。苗字が平なのに、山の斜面に隠れ住むしかなかったんですねえ。
私は菅沼集落という場所に行きました。そこの民俗資料館と塩硝館に立ち寄りました。
合掌造りは小さなファクトリーと呼べるほどに多機能であること、日常生活様式が地場産品の生産効率に直結していたこと、その結果として、養蚕や火薬作りなど、合掌造り地域ならではの産業が発達したことなどを教わりました。
【金沢駅とその周辺 やりすぎが心配なくらいの変わり方】
私の社会人スタートは金沢でした。36年前のことです。ここで結婚生活も始まり、聖太郎のママ(基子)もここで生まれました。
金沢全体が大きく変わっていました。変わらないのは地名だけです。
とりわけ、金沢駅と駅周辺がもっとも派手な変身ぶりです。
冬の雪が駅のホームに落ちないように、透明ドームで駅舎全体が覆われています。駅正面玄関へのアプローチも空間デザインがよく施され、なにかテーマパークへでも誘われるような感触です。
2014年に北陸新幹線が開業します。それを踏まえてこの派手な変身を眺めていますと、花嫁道具に金をかける金沢気質と似てますねえ。
若い頃に見た金沢の婚礼家具運搬車を思い出します。町のなか、花嫁家具を周囲に見せながら走っていました。
駅を囲むように林立する大型ホテル群に加え、複数のショッピングモールが生まれていました。いちばん新しいのが、金沢FORUS(2011年11月開業)です。
いずれのショッピング施設も、通勤帰りの時間帯だというのに、客がまばらです。果たして商売がもつのでしょうか。
金沢は衣と食に贅沢な町だと聞いています。しかし、人口46万人との不釣り合いを感じました。
【千里浜ドライブウェイ 夏至の夕陽】
能登半島羽咋市に宿泊しました。
羽咋市には千里浜と呼ばれる長い砂浜があります。
車で走れる浜辺、そして夕陽の名所としてよく知られています。
ちょうど夏至でした。落陽の時間帯に水平線の雲が切れました。
宿泊しましたのは、「ちりはまホテルゆ華」です。夏のレジャーシーズンでなければ、広い部屋を独り占めして6800円という安い宿泊プランがあります。
庭が心地よいリゾートホテルです。温泉は源泉かけ流し。コハク色の透明なお湯です。
【コスモアイル羽咋 UFOは実在するといいたげな博物館】
羽咋市には宇宙博物館の「コスモアイル羽咋」があります。
NASAから借りてきた実物の月面車や、とても本物臭くこしらえられた月面基地・人工衛星などが展示されています。
この博物館のもうひとつの特色がUFO関連の資料展示です。
世界各地のUFO撮影写真や著名研究者によるUFO解説ビデオの他、ロズウェル事件にまつわる宇宙人の解剖模型も見ることができます。
UFO目撃報告を書くための用紙も用意されています。私は目撃したことあるという来館者が報告を残しています。
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