2014-04-10

長浜城・豊公園の桜(滋賀県長浜市) 秀吉さんのキャラが花見にも重なって

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 無礼講じゃ。皆の者、大いに花見を楽しむがよい。

 秀吉さんのそんな声が聞こえてきそうな長浜城・豊公園。彦根城は見て楽しむ桜ですが、ここは一緒に遊ぶための桜です。うきうきするこの楽しさ。全国お花見百景に入っている理由がよく分かりました。



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老若男女、みんなエンジョイ

 めちゃお花見向き。桜が林になっています。地面は芝生に覆われています。その上にビニールシートを広げれば即座に花見席の出来上がり。どこが桜の真下だというのではなくて、みなそれぞれに桜の下です。昼ですから、宴会というよりもピクニックですが。
 まあ、写真で見てください。こんな具合です。気分よさげでしょ。


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カメラ型の彦根城、ビデオ型の長浜城

 二日前、彦根城の桜を見てきました。同じ桜、同じお城でも、彦根と長浜では持ち味がまったく違います。
 カメラ型の彦根城、ビデオ型の長浜城。そう名付けました。

 彦根城ですと、いかにもマニアといった風体のカメラマンが、高級カメラを載せた三脚を立てて、満足いくまでしつこくシャッターを切り続けています。見映えのする木と花のみごとさを演出する景観。彦根城はフォトジェニックな被写体に事欠かないからです。

 長浜城で気づいたのは、ビデオカメラの花見客が多いことでした。子供の走り回る姿を追いかけるパパやママです。遊具のそろった児童公園が併設されていますし、琵琶湖の湖岸にも接していますし、園地ですから広々としている上に車が通りません。私も孫の聖太郎を連れてくるのなら長浜城です。大道芸までやってました。

 お城の歴史物語がいまの時代の観光に反映されているはずもないんですけど、上り調子だった羽柴秀吉が築城した長浜城。上下関係があってなかったような戦国時代の城です。
 いっぽう、彦根城は、上に立った徳川家が井伊家を要所に配置した城で、威圧と威厳で世に君臨するための城でした。
 どちらが親しみやすいかって、そりゃ普通は秀吉さんです。西田敏行や竹中直人などがドラマで秀吉を演じている影響もありますね。桜もまた同じで、長浜城の桜は親しみやすさ重視です。

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この焼鯖そーめんはおいしい

 長浜といえば、焼鯖そーめんです。
 豊公園を出たばかりのところに、「善光」という店がありました。 店の構えを目にしたとき、
「ここうまいぞ」という心の声が聞こえました。
「ほんまに?」と問い返すと、
「よう見てみい。うまそうやないか」と答えます。
「そしたら入るわ」と決断したら、
「決めたんはおまえやぞ」と心の声が言ってました。


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 商売っ気なし、愛想なし、なのに感じがわるくないという不思議な女将さんでした。どのテーブルも欅の一枚板。女将さんによると、いま買おうとしてもなかなかないけど、買えるとすれば、まあ35万円くらい。

 焼鯖そーめんのおいしいこと!


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 「めちゃうまいわ、これ」と告げると
 「だいたいうちはにしんそばがみなさんに評判で」と女将さん。

 そんなん急に言われても、私が食べてるのは焼鯖そーめんです。
 でも、女将さんは、おいしさのポイントは焼鯖にあると言いたかったのです。おいしい身欠きにしんを作るコツでこの鯖も漬けてあるとのことです。たしかに、焼鯖なのに身欠きにしんのようにうまい。ここのにしんそばを必ず食べに来るぞとその場で決めました。

長浜鉄道スクエア

 長浜は鉄道の町です。東海道線と北陸線のどちらにも乗れる町。
 旧長浜駅舎、長浜鉄道文化館、北陸線電化記念館の3施設が長浜駅に隣接する形で並び、そこを「長浜鉄道スクエア」といいます。

 長浜鉄道スクエアにはどこにでもあるような桜が咲いているだけでしたが、陽が傾くなかでその桜がいろいろ演技してくれて、名所の木々とはまた別の詩情を表現してくれました。


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この日も結婚記念写真の前撮りに出会った

 いまは結婚記念写真前撮りの季節なんですね。
 うちのベランダにやって来るスズメたちも繁殖シーズンを迎えています。春になれば人も結婚したくなるんでしょうか。
 前撮りもここまできたかの光景を、日没寸前の琵琶湖岸で見ました。


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