はい、こんにちわ。理久斗アゲインだよ。
今日はおじいちゃんのおうちで2日め。
パパとママは、二人だけで竜王アウトレットモールへ行ったよ。
だから、おばあちゃん二人とおじいちゃんと、年寄り相手に時間をつぶしてるよ。
上の写真はぼく。下の写真は、聖太郎クンが1歳3ヶ月の頃。
おじいちゃんが「う~ん」って考え込んでたよ。「そうかあ、これだけ違うのかあ。聖太郎のときから高いカメラにしとけばよかったなあ・・・」って。
でも、それだけじゃないんだって。ぼくはよそ行きの孫で、聖太郎クンは普段使いの孫なんだって。
そんなこといわれても、よくわからないなあ。
おじいちゃんが、また料理がんばったんだよ。ぼくはあいかわらず離乳食だけどね。
おじいちゃん得意のタコのカルパッチョ。得意って言っても切るだけじゃん。
風車みたいに飾ってあるのはロメインレタスというんだって。
おじいちゃんはロメインレタスってちゃんと言えないんだよ。ロリータキャベツっていつも言ってるよ。
おばあちゃんはロンドンセロリって言うし、二人ともボケ始まってるかもね。
これは、菜の花のアンチョビ炒めだって。
もう菜の花がシーズン遅れだから、なかなか買えなかったらしいよ。おばあちゃんが産直とかいろいろ探し回ったんだってさ。菜の花じゃなければダメなのかな?
「菜の花なのに黄色くないんですね」って、うちのママが言ってた。黄色い花でいいのなら、そのへんにいっぱい咲いてるよ。
おばあちゃんがこしらえたニンジンのオレンジ風味マリネだよ。
みんなあんまりこれを褒めてなかったなあ。簡単そうに見えて手がかかるらしいんだけどね。
生のオレンジとオレンジジュースと、そしておばあちゃんのコツはコアントローをこっそり入れることらしい。食べる前にピーナッツを砕いてのせるんだってさ。
これ、これ。このスープは、作ったおじいちゃんもビックリのおいしさ。初めて作ったらしいよ。
ハマグリ20個と沖縄の島ラッキョウ2本(うすい輪切り)を鍋に入れてひたひた程度に水を入れるんだって。本当はエシャロットだよ。でも、おじいちゃんが勝手に島ラッキョウにしちゃった。
ひたひたなんて水の量が少ないと思いたくなるでしょ。でも、そこをぐっとこらえて、水から煮始めるんだってさ。
ハマグリのふたが開いたら生クリームと梅酒を加えてひと煮立ち。それだけでいいって、おじいちゃんが言ってた。本当はサクランボのリキュールを使うんだけど、売ってなかったから梅酒でいいことにしちゃった。
サヤエンドウは別に茹でておいたらしいよ。きれいな色で飾ってみようなんて言いながら、おじいちゃんがやってた。
おじいちゃんの手抜きパスタ。
材料は春キャベツ入りのペペロンチーノってことになるけど、それだけだと見映えがしないし、味もシンプルすぎるから、パルミジャーノレッジャーノに助けてもらうんだって。
うちのパパもママもチーズが大好き。喜んでパルミジャーノレッジャーノをすり下ろしてたよ。
おいしいって褒めてもらったおじいちゃんは、「そのチーズ高いねん」って答えてた。
今夜のメインは、イトヨリのレモンソース。
イトヨリは塩こしょうしてからフライパンで焼いただけ。皮のほうを下にして置いたら、ひっくり返さないでそのまま焼き上げるんだってさ。フタをかぶせれば、身はやわらかく焼けるし、皮はパリパリになっちゃう。
「イトヨリは皮が薄いし、いまいちパリッとならへんなあ」って、フライパンの前でおじいちゃんがひとり言を言ってた。
魚が焼けたら、そのままフライパンに生クリームとレモン汁を入れて煮ればソースになるんだね。ソースの中におじいちゃんがふりかけたのは白こしょうだけだった。
「きれいにしたろ」とおじいちゃん。グリーン色のやつは、キウイをすり鉢でぐちゅぐちゅにしてたよ。黄色いやつは、パプリカを焼いてから皮をむいてた。
「そや、ええこと思いついた」と、おじいちゃんは調味料の棚からパルメザンチーズの缶を持ってきた。それを紅茶漉しで細かい粒だけにしてお皿の上にパラパラっと散らしてた。
おじいちゃんの大失敗。固まらなかったシャンパンゼリー。
しかたないから、オレンジとグレープフルーツをゼラチンで固めて、固まらなかったシャンパンゼリーをシロップ代わりに使うことにしたんだって。
でも、これはおいしくなかたって、おじいちゃんはしょぼりしてた。
そうそう、ぼくは、19日の土曜日に帰っちゃった。
おじいちゃんがしみじみ言ってた。
「待ってるうちは長いのに来てからは短いなあ」
ぼくがいる間、お龍ばあさんはすぐにくっついてきたんだよ。
「理久斗、気をつけろ。血ぃ吸われるぞ」っておじいちゃんが言ってた。
また、きっと来るからね。それまでバイバイ!
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