渋谷区恵比寿はパスタの激戦区だと、昼のテレビ番組「ヒルナンデス」が言っていました。そのとき恵比寿のパスタ店が5軒紹介されていました。
パンダ、coci、SPUMO、ポカポカ、リストランテ・マッサの5軒です。
今日は恵比寿に行く用事がありましたので、その5軒のなかからポカポカに狙いを定めて行ってみました。紹介されていたチャルソンスという餃子型のパスタがなによりもの楽しみでした。
桜あんとリコッタチーズ 松の実、レーズンのチャルソンス。上の写真です。ポカポカでこれを食べてみたかった。
パスタといえば、もっとも一般的な意味としては小麦粉を材料にした麺のことですが、本来は小麦粉の練り物全般だったそうです。したがいまして、円形のパスタというのも成り立つわけで、それを餃子の皮のように用いて詰め物を包み上げたのがチャルソンス(cialzons)です。韓国料理みたいな名前です。
タタタンタタタンと「第三の男」が発車ベルの代わりに流れる恵比寿駅。よう考えてみたら、ここはエビスビール。
その東口から約500m、徒歩6分。ぽかぽか通りという狭い道路沿いにポカポカがありました。田舎町なら一軒でめちゃ嬉しい店が三軒も並んでいて、そのなかのひとつでした。OL様御用達!おしゃれな町と言われてますから。
「ヒルナンデスのパスタ食べに来ました」
注文をとりに来たスタッフにそう告げると、
「申し訳ありません。あれは夜だけなんです」
との残念な返答です。
「そうですか。ヒルナンデスはヨルナンデスか」
この語呂合わせにはあまり笑ってもらえません。おしゃれな町といわれている恵比寿でオヤジギャグ。しかもスベった。店を出たくなりました。
ごく普通のランチセット1000円を注文しました。サラダ+パン+パスタ+ドリンクです。おしゃれな町と言われる恵比寿でこの値段はめちゃ安だと思いました。
この他に、レジ済ませてからエスプレッソがサービスになります。レジのすぐ横に立って飲むカウンターがあって、そこでくいっとエスプレッソをひっかけてから帰るスタイルです。
まあ、普通のパスタでした。東京は土地と建物に金がかかりますから、1000円ではそうたいしたものは出せないことでしょう。
ただ、アサリの身がすべて貝殻から離れているのはよくなかった。身が離れているから、パスタのなかは貝殻だらけ。邪魔なだけ。
家に帰ってからお龍にそのことを話したら、「ムキ身使ってるんじゃないの」と言います。まさかねえ。身はムキ身で殻は使い回し?店の裏に回ったら殻が干してあるとか。
そんなことはないと思います。あれはアサリが細かすぎるんでしょう。素材にカネをかけてないんですね。小さいからちょっと熱が通りすぎただけで身が外れてしまうのでしょう。
恵比寿はおしゃれな町だと言われますが、「どこが?」と思いましたねえ。あれでおしゃれなら他がどんだけダサいねん。
そのことを東京の知り合いに話すと、「おしゃれなんて、とんでもない。変な人が多い町ですよ。変な人っていうのは、業界くずれっていうんですか、ほら、広告業界でイマイチだったとか。店も、個人経営の細かいのが集まってきて、なんだかすぐに隠れ家的ということになっちゃうだけです。おしゃれだなんて、そうは言われますけどねえ、中味はぜんぜん違いますよ」とのことでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿