2012-07-28

市の蔵(金沢市近江町市場) 土用丑の日、うな丼

DSC01289
 土用丑の日前日、7月26日、NHKラジオ第一の「私も一言!夕方ニュース」に、塚本 勝巳先生(東京大学大気海洋研究所教授)が出演されていました。先生は、マリアナ海域におけるウナギの産卵生態観察から当日の朝に帰国されたばかり。その日のうちの出演でした。

 先生のお話を伺っていて、シラスウナギの漁獲高減少問題は今後もずっと続くだろうとの印象を強くしました。
 というのも、人口産卵技術の確立が火急の課題だと先生がおっしゃっていたからです。遅くともここ数年以内に解決したい課題だと、先生は意気込んでおられました。

【そうだ近江町へ行こう!】

 さて、金沢にいましたら、MROやNHKが、近江町市場で鰻を買い求める人たちの列という映像を、ニュースのたびに流していました。
 そうだ、近江町へ行こう。ミーハー精神丸出しで、近江町市場のある武蔵辻へと車を走らせました。

 かわいそうなのは武蔵辻にそびえる金沢スカイホテル。道行く人たちのために日影を生み出しながら、自分は猛暑の空へ向かって頭を伸ばしています。あの壁面はいま何度まで上昇してるのでしょうか。

DSC01280
DSC01278
DSC01283
 近江町市場のアーケードに入りましたら、さっそく買い物客の列が目に入りました。テレビで見たほどの長さでなかったのは、すでに午後1時30分を回っていたからです。午前中、9時の開店と同時に、長い列が出来上がったといいます。

 行列は杉本水産だけでした。すぐ向かいの川木商店は、商品棚に鰻が並んでいますが、その前に人が並んでいません。川木商店で立ち止まる客もいますが、すぐ向かい側の杉本水産の人気の高さを目の当りにしたら、どちらで買うべきか迷ってしまうことでしょう。

DSC01301
DSC01294
 私は、家庭用の蒲焼を買いに来たのではなくて、昼ご飯を食べに来ていますから、そのまま近江町いちば館へ向かいました。近江町いちば館の2階には数軒の飲食店があるからです。

 土用丑の日向けに鰻の看板を掲げていたのは2軒だけでした。「市の蔵」という店に入りました。人の集中する時間帯はとっくに過ぎていて、長いカウンターに私独りです。

DSC01287
DSC01288
DSC01290
 鰻専門店ではありませんから、職人芸たっぷりの焼き加減というわけにはいきません。けれども、近江町市場に店を構える魚料理専門店です。魚を焼くこと自体は手慣れています。
 注文に応じて鰻を炭火で焼き始めますし、タレは甘みがあって親しみやすい味ですし、半身とはいえ1600円という値段ですし、とても満足しました。面倒くさがらずに近江町まで来てみてよかったと思いました。

 ついていたのは肝吸いではなくて味噌汁でした。その味噌汁をちょっとすすった途端に、「あ、ここは魚料理がおいしそうだぞ」と思いました。次にお漬物をかじってみて、「間違いなさそう。ここは魚料理がきっとうまい」と確信しました。
 あちこちで定食を食べてきました。味噌汁とお漬物をないがしろにしない店はだいたい何でもおいしい。体験的にそれを学びました。


【聖太郎にも食べさせなければ】

 鰻をおいしいく食べている途中、ふと思いました。おじいちゃんだけこんなにおいしいものを食べてばかりでいいのだろうか・・・
 箸が止まり、蒲焼を見つめる視線のなか、孫の聖太郎が走り始めました。聖太郎のパパとママはいまピンチですので、高騰を続ける鰻なんて食べさせてもらえるはずがありません。

 ポケットを探りました。5千円札と千円札で合計1万円ほどありました。よし、宅急便だ。聖太郎に鰻を食わせるぞ!
 あいつ、いま、マイコプラズマ肺炎がよくなったばっかりやし、スタミナつけさしたろ。

DSC01300
 杉本水産の行列に並ぶのは億劫でした。人気のない川木商店のほうで、2700円の蒲焼を2本買いました。
 人気がないといっても、杉本水産みたいな行列ができていないというだけのことであって、商品は順調に売れています。
 「宅急便できる?」と尋ねましたら、明日着でいくらでもクール宅急便できますとのことでした。

 聖太郎、金沢の武蔵辻という場所で焼いた鰻だよ。強くなれよ。


近江町市場には、こんな店もありました。

DSC01293

DSC01296

 ほんとうに暑い。信号待ちの人たちは決して日なたに出ようとせず、日傘を広げたままでスタンバイです。

DSC01311


 

関連ランキング:居酒屋 | 北鉄金沢駅金沢駅

0 件のコメント:

コメントを投稿