2014-06-17

ありのままの姿見せるのよ---勝ちは自ずとついてくる


 W杯日本代表チームにいまいちばん聞かせたい歌。それはやっぱり、いま大流行の「Let It Go ~ありのままで~」でしょう。
 選手たち自身も評論家たちも「自分たちのサッカーができなかった」と異口同音に語ります。それなら、もう、残る2戦は、「ありのままの姿見せるのよ、ありのままの自分になるの」でいって欲しい。
 サポーター席、この歌の大合唱どうでしょ?





 うちの妻お龍がいまこの歌、「アナと雪の女王」のエンディグソング「Let It Go~ありのままで~」を一生懸命に練習しています。
 お龍はもうじき孫の聖太郎のところへ行くのですが、聖太郎がこの歌大好きなのです。保育園でも大流行り。女の子たちがちょっと小高いところに立って両腕を広げ、「ありの~ままの~」と歌ってるそうです。
 寝床に入った聖太郎は、「ママ、歌って」とせがんでいるといいます。おばあちゃんたるお龍としては、ママの代役を果たさんものと力が入っています。

 「おとうさん、すごく難しいよ」とボヤきながら練習しているのを横で何度も聞いているうちに、なんとまあ、この歌はいまの日本代表チームにピッタリなことかと思った次第です。

 コートジボワール戦、あれはもう体力負けでしたね。試合前の本田は「べつに相手はライオンじゃないんだから」と言ってましたけど、やっぱり明らかに動物としての人間の性能が違いました。
 ライオンとは言わないまでも、チータ相手くらいには感じられたんじゃないでしょうか。なにせ、速いし、しなやかですし。
 日本のチータといえば水前寺清子ですからね。三歩進んで二歩下がるです。

 報道陣への受け答えで選手たちは反省の弁を口にしますけど、私は、反省なんかするなと言いたい。あれは完敗、力の差です。反省してもしかたない。
 いまや国技の相撲ですらモンゴル力士なんですから、サッカー界はモンゴル人Jリーガーを育てたらどうでしょう。アフリカの選手たちにぶつかっていける屈強な体躯が欲しいですよね。アメリカと戦うガーナの選手たちを見て驚きましたが、みんなミシュランタイヤのミシュラン君みたいにムキムキでしたからねえ。

 応援する私らも、心配しすぎたり深刻になりすぎないで、なるようにしかならんと思ってていいんじゃないでしょうか。ギリシャにも負けるし、コロンビアにも負けるしで、日本が本当はめちゃ弱かったことを知るだけかもしれません。

 私はそれでもいいです。

 この4年間、いろいろ強い相手とやって、いっぱい点をとられたけれどもいっぱい点も取ってきた。そういう勝ち方を身につけてきた。その過程が正しかったと私は信じたいし、選手たちにもやってきたことが正しかったという自信をよみがえらせてもらいたい。

 コートジボワール戦、先制したのに勝てなかったのは、結果にこだわりすぎたからだと思います。あの1点を守りきれたら勝てたのは確かですが、でも、いまの日本代表チームがそういう試合運びを練習してきたのかといえば、決してそうではありません。攻撃的にいって勝つ戦法を育ててきたのです。それがいちばん勝ちやすいということじゃないですか。

 目標を結果に置きすぎてはよくないと思います。勝ち負けを目標にしすぎたら、先制点さえ守れれば勝ちという発想になってしまいやすいと思います。4年間のプロセスを生かすことを目標に置いて戦っていたら、たとえ結果が負けであっても、まったく別の動きになったはずです。

 「Let It Go~ありのままに~」の歌の通り、ありのままの自分がいちばん強い自分だという気持ちでいって欲しい。私は、勝ち負けはさておき、彼らの4年間のプロセスが生きろと祈ります。

 少しも寒くないわ。そらブラジルやし。

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