2012-02-13

番外編:サロン・デュ・ショコラ(京都伊勢丹)

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 Recommended by マコちゃん(ランチハウスリリー)で、京都伊勢丹のサロン・デュ・ショコラに出かけてきました。


 サロン・デュ・ショコラの公式サイトは下記URLをどうぞ。



【妻お龍は行きたくないと】
 「サロン・デュ・ショコラ行くか?」と妻お龍を誘いましたら、「私は、あれ好きじゃないのよ」と言います。
 だって、照明とか凝っちゃってさあ、きれいなお姉さんとかが売っててさあ、ほんとに小さな小さなチョコが2千円とか3千円なのよ。
 そうか。それの何が嫌いやねん?
 それをみんな、高いとか言わずに買うのよ。じゃ、それひとつと、こっちひとつとか言っちゃってさあ。
 そうか。それの何が嫌いやねん?
 だからさあ、なんだか腹立つと思わない?
 いや、べつに。買いたいさかいに買うてはるねんやろ。

 というようなやりとりがありまして、私の単独行となりました。
 きれいなお姉さんが売っているんですか。さようですか。

 場所は10階催し会場。寒いけれども、駅のコンコースから始まる店外のエスカレーターで昇りました。京都の伊勢丹は、ご承知の通り、京都駅と敷地を共有しています。
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【ピエール・バルコニー?】

 娘の基子に電話しました。なんか欲しいチョコレートあるか?ピエール・マルコリーニが好きだとのことでした。忘れないように、ピエール・バルコニーと覚えました。ベルギーのとても有名なブランドだそうですが、売り場は意外と端っこのほうにありました。あ、ほんまや。きれいなお姉さんや!

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 缶入りです。みなさんなら、左と右、どっちになさいますか?私は、左のほうにしました。2415円でした。


 ピエール・マルコリーニの隣に、孫の聖太郎にちょうどよさそうなチョコがありました。ひとつ買いました。


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【蝶のように食べ進む】
 試食を繰り返しながら、店から店へと食べ進みます。あちらの花こちらの花と、気ままに蜜を吸う蝶々と同じ行動です。
 Sadaharu Aokiの人気が高かったですねえ。


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 Sadaharu Aokiの東京焼きマカロンがマコちゃんオススメでした。けれども、これ1個の勘定を済ませるために長いこと待つのが面倒くさくて、やめました。
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 パテシィエ エス コヤマのブースも人気でした。面積がひときわ広く取ってあります。
 兵庫県三田市の有名店。ご存知、あのコヤマロールの店です。小山進シェフが京都生まれだと初めて知りました。
 小山さんは、過去のTVチャンピオンケーキ職人大会の栄誉ばかりではなくて、昨年の「2011 SALON DU CHOCOLAT AWARD」で、外国人ショコラティエとし最も栄誉のある「外国人最優秀ショコラティエ賞」を受賞したそうです



  
 こちらは珍しい。アラブ首長国連邦のチョコレートです。店のスタッフは民族衣装です。グラモウディーズというブランドです。
 なんと、ラクダのミルクが使ってあります。ちょっとクセがありましたが、決してクサいということもなく、私が好きな味でした。巨乳のラクダがいたら、どっちが背中でどっちがお腹か、難しいですね。



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【パテシィエですか? いえ、ペテン師ェです】
 お!垣本晃宏さんではありませんか。って、実は、ここへ来るまでなんにも知らなかったのですが。

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 垣本さんは、京都市宇治市出身のパテシィエです。大阪天神橋でアトリエアルションという店を経営しています。
 ケーキの世界大会である「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2011」に日本代表チームの一員として参加し、氷彫刻部門で個人優勝を成し遂げました。


 実は、この催しに合わせてアトリエ・デュ・パテシィエという日替わり企画も開催されています。それがちょうど垣本さんの日でした。
 調理風景の見えるオープン工房で垣本さんがこしらえたケーキを、その場ですぐに食べることができます。関西人のわりにはみなさん神妙に食べています。その神妙さと垣本さんのざっくばらんな人柄が対照的でした。


 順番待ちが長いので、キッチンを観察する時間はたっぷりありました。プディングは使う寸前までオーブンに置いておくし、シャーベットはたとえ短い時間でも必ず冷蔵庫にしまうし、こういうことが大切なんだなと思いました。
 みごとでしたよ、水で濡らしたスプーンでシャーベットをきれいなラグビーボール型にすくい取るところとか、ベースとなるプディングにクリームをぎりぎりまで盛り上げてしかも崩れ落ちないところとか。


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 食べたのはこれです。マ・シェル。コーヒー付きで1575円。いやあ、おいしかったあ~。味の節度を保ちつつおいしさの輪郭はきちんと描く。福知山や舞鶴のスイーツで満足していてはダメだと思い知らされました。
 しかし、世界にはこれよりもまだおいしいのを作るシェフがいるわけですね。垣本さんが個人優勝したのは氷の彫刻部門。ケーキそのもので世界一になったわけではありません。


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 食べ終えて、垣本さんに「おいしかったわあ。ごちそうさま」とお礼を言いました。
 垣本さんから「パテシィエやってるんですか?」との質問。「さっき熱心に見ておられましたし」と垣本さん。「いえ、いえ、素人です。自分がこれから食べるお菓子ができるとこをイチから見られる機会はないですからねえ」と答えました。
 間違えられるくらいに熱心に見てたんでしょうね。パテシィエどころかペテン師ェですな。


【福知山の星】
 福知山のスイーツで満足していてはダメだといいましたが、この人を忘れてはいけません。
 いました、いました、福知山の星。福知山市マウンテンの水野直己さんが、Naomi Mizunoというブランドで店を出しています。マコちゃんなら、名前と苗字を反対にしたらええちゅうもんやないと言いそうです。
 混んでます。やはりバレンタイン、細工に定評のあるパテシィエが客の心を惹きつけるようです。水野さんは、2007年のワールドチョコレートマスターズのピエスモンテ(お菓子を積み上げて作品にする)部門で世界1位になっています。
 かつてご近所づきあいだったマコちゃんは、このスゴ腕パテシィエの話をするときにも「ミズノ」と呼び捨てにしますからねえ。私が呼び捨てにできるとしたら、スポーツ用具の美津濃くらいですね。あっちのミズノはみなさん誰でも呼び捨てにしてええのですけど。


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 各階の下りエスカレーター乗り口に飾られたピエスモンテのなかでも、水野さんのこの作品がいちばん注目されていました。立ち止まる人、写メする人。いちばん多かったですねえ。

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【気がつけばポケットのなかに小銭だけ】
 今日、私が買ったチョコレートとその店です。店には赤丸をつけました。


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DSC04452DSC04600ピエール・マルコリーニ。娘の基子からリクエスト。


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DSC04608マセ。聖太郎用のチョコレート。

DSC04469DSC04604アンリ・ルルー。塩キャラメル。一番人気で定番らしい。

DSC04475DSC04605ローエンシュタイン。ベルギー。赤いパッケージが気に入った。

DSC04476DSC04598ディ・ヴォア。青いパッケージが気に入った。

DSC04478DSC04602ガレー。ベルギー王室御用達と聞いたせいか、味に奥行きを感じて。

DSC04517DSC04599レオニダス。京都下鴨の店らしい。試食したらおいしかった。

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DSC04595カカオ ン マス。これも聖太郎用に即買い!

DSC04515DSC04597パティスリーナカタ。わんわんチョコだから聖太郎に買った。

 そして、JRの自動販売機前でポケットの中を探りましたら、出てきたのはこれだけ。おかしいなあ、家を出たときには1万円くらいあったんですけどねえ。
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 それでは、その他のチョコを一挙掲載します。これだけ写しましても、どうでしょう、全体の3分の1もカバーできてませんねえ。


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