2012-04-06

大飯原発のおおい町 百聞は一見にしかず⑧

1万回に1発のロシアンルーレット

 4月5日、夕刻。おおい町の若狭本郷駅前。

 暫定的安全基準3項目が閣議了承されたと、テレビもラジオも伝える時間帯。
 関西電力の仕事を終えた人たちがバスから下りて来ました。

 野田総理にのせられて拙速に再稼動してはなりません。
 大飯原発から若狭本郷駅へ、バスが運んできたのは生命です。
 この写真では
4人しか見えません。
 けれども、原子炉近くで働くこの4人を危ない目に合わせてはならないと発想すれば、その発想がこの何十万倍もの人をカバーします。



 駅の前では、テレビカメラを構えた取材クルーが、町の人の声を拾おうとしていました。
 「カメラがあると誰も話してくれないでしょ?」と尋ねました。マイクを持ったほうの人が、「新聞だと話を聞きだしやすいけれど、私たちの場合は話した人の顔が出てしまいますからその点で不利ですねえ」とボヤいていました。
 
 まあ、それに加えまして、おおい町では人とすれ違うことが、そもそも少ない。人がいないのは丹後で慣れているはずの私がびっくりするくらいです。
 町の声を拾うのはかなりの苦労でしょう。



 今日の福井新聞オンライン掲載の記事、
原発再稼働へ政府が暫定基準 県内「当然」、安全性の確認重要
から、おおい町・時岡忍町長に関する記述を抜粋します。

 地元の時岡忍おおい町長は「住民が納得できる安全基準を早急に示していただきたい」とのコメントを発表。提示するだけでなく中身が重要との考えをにじませた。町長はこれまで住民に対する説明を国に求めており、この日の取材では、地元説明の際は安全確保策だけでなく原発の必要性についても国としての考え方をしっかり示し、説明するよう求めた。Click to 記事全文

 時岡忍町長、おおい町住民のみなさんには、ぜひ毅然とした態度で国に対峙していただきたいと願っています。
 といいますのも、昨年の7月ですが、このようなニュースがあったからです。福島第一原発事故からわずか4ヶ月しか経たない時点で、国と福井県がすでにこんな姿勢だったとは・・・
まさに「越前屋、おぬしもワルよのう」ではありませんか。

原発の再稼働協力には新幹線延伸…でも断られる

 福井県商工会議所連合会の川田達男会頭(セーレン社長)は24日、経済産業省の首脳と6月下旬に会い、運転を停止している原発の再稼働に協力するよう、要請されたことを明らかにした。

 交換条件として北陸新幹線の県内延伸の認可を求めたが、断られたため物別れに終わったという。県や県経済界は昨年、高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市白木)の運転再開を了承する際にも、引き換えに新幹線の県内延伸などの地域振興策を求めた経緯がある。

 県内延伸の早期実現を目指し、福井市内で開かれた「建設促進同盟会」の総会のあいさつで語った。川田会頭は、再稼働への協力を要請された際に「どんな要望でも聞く」と言われ、「新幹線の認可だけでも」と求めたが「それだけは難しい」と断られたとした。

 面談の相手は資源エネルギー庁の細野哲弘長官とみられる。エネ庁は細野長官の来県について、読売新聞の取材に「わからない」としていた。

(2011年7月25日10時49分  読売新聞)
Click to ニュース掲載サイト



 野田総理は国民にロシアンルーレットをやらせようとしています。
 6発入り拳銃ならば誰もやろうとはしません。
 1万回に1発くらいのロシアンルーレットだからやらせてもいいだろうと、野田総理は踏んでいます。

 1万回に1発といってもたぶん弾は不発くさいし、こわがったわりには1発も入ってないことだってありますしと、そんな感じです。
 おいやでしょうが、でも、やっていただけませんと、電気で困ってしまいますよ。日本の将来もありませんよ。
 まあ、みなさんがどれだけいやがっても、福井県の方とおおい町の方が了解してくれたら始められますけどね。

 福島第一原発事故の前後で、政府は何も変わっていません。現段階で原発を動かすということは、福島第一原発以前と同じ仕組みの外に出ないということです。

 同じことを繰り返していたら福島第一原発事故の被害者の方々に申し訳ないと、滋賀県の嘉田知事が言っていました。
 もっともだと思います。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿