今宵もまた会社の飲み会。お初天神がすぐそこの「焼肉一丁」でした。店選定をしくじったなの感強し。舌が肥えているはずのハマちゃん、今回はどうしたことでしょう。
いい肉かもしれないけれど、おいしい肉ではない。
タレの味に深みがない。
店員は若者独特の無関心と無知と無愛想。
店員:ワインをサービスさせていただきます。
私達:え、ワインサービス。ええな。白? 赤?
店員:赤です。ボジョレーヌーボーです。
私達:あれ?解禁は22日やったはずやで。
店員:・・・・・・・
出てきたのは2013年のボジョレーヌーボーでした。
しかし、酒飲みというのはダメですね。飲めたら何でも嬉しい。私は酒を飲まないから「ナメとんか」の気分ですが、ほかのみんなはニコニコしていました。
たとえ無料でも2013年のヌーボーを今頃出すのはよくないと思うんですけどねえ、今年の解禁まであと1週間という時期なんですから、売れ残りは従業員で分けておくのが妥当です。
食べログを見ましたら、口コミを投稿している多くの人たちも、私とよく似た不満を述べていました。タレの味と接客に不平不満が集中しています。
ただ、私と違うのは、肉をほめている人が多いこと。1.5とか2.5という評価もありますが、肉をほめている人は3.5や3.0をつけています。それが総合評価で3.35という数値につながっているようです。私なら2.5です。
たとえば、京都の「弘」のほうが、肉がもっとおいしいと思います。その「弘」ですら、三条本店が3.6、木屋町店3.5、先斗町店3.4、京都駅前店だけは接客のわるさを指摘する人が多くて3.0です。
そこから逆算しますと、「焼肉一丁」の3.35は高すぎます。肉のクオリティーに引きずられすぎです。肉屋じゃないんだから、生肉で決めてもしかたない。焼肉がおいしいかどうかで決めないと。
ここは店も勘違いしています。いい肉を出しているの自負だけで焼肉屋の責務を果たした気になっている節があります。肉屋の職人根性から脱皮できていません。
店がウリにしている溶岩を用いた無煙コンロも見かけだおしです。遠赤外線効果のある焼け方ではありません。肉の内部に熱が通る頃には外側が焦げています。
溶岩の置き方にはまったく工夫がなされていませんし、無煙状態を作り出すコンロ内の換気扇の風量と風向きにしても無頓着。このコンロでいちばん上手に焼くためにはどうすべきか。そこの研究が不足しています。
A4クラスの黒毛和牛を丸々1頭仕入れているという触れ込み、あるいは店を入ったらサプライズ的にディスプレーされている肉塊など、肉へのこだわりを前面に出しながらも、おいしい焼肉を提供することには心をさほど砕いていないように思いました。
この店はどこかで客の舌を見下しています。
店の入り口に向かってどんと置かれた肉のブロック。
さて、こちらはお初天神。正式名は露天神社(つゆのてんじんしゃ)。「曽根崎心中」のお初・徳兵衛の一途な恋心にちなんで、「恋人の聖地」という旗が何本も立っています。
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