広い。歩いてみたら、どれだけ広いのかよく分かりました。
264ヘクタールだそうです。
ですから、紅葉見物としてはきわめて効率がわるい。紅葉というよりは、健康の”効用”目的に行く場所ですね。
ここを「紅葉の名所」に掲げている観光サイトは大間違いだと思いました。紅葉も見ながら遊べる楽しい広い公園です。
ここで万博が開催されたのは1970年のことです。
万博公園をひとことでいえば、壊した跡地に木を植えた・花を植えた・スポーツ施設を作ったということです。
44年も経ちましたから、今となっては元からスポーツ施設つきの広大な森林公園だったと思える。
と、まあ、こういうことなんでしょうね。
唯一、太陽の塔だけが、昭和の歴史をみんなで共有するためのシンボルとして、いまもスポーンと空にそびえています。
私が歩いたのは、上のイラストマップのうち、左側半分だけです。日本庭園には足を踏み入れませんでした。写真を撮っていなければ園内全域を回る時間は十分にあったと思います。
私は、人工林のなかの散策路を歩いていきました。人工林は、いい意味の放任主義で、木を自然に育てるためにふんだんな面積が与えられています。ちょっとした山林を見る気分でした。こんな道です。
散策路を離れて森林へと分け入る小径がいくつもあります。気のおもむくまま木々の間を歩きながら自然文化園に着いた頃、テクテクと5kmくらいになっていたと思います。
ただ、紅葉へのアクセスは、太陽の塔の背後の広場を突っ切って自然文化園を直に目指したほうがよかったんですねえ。紅葉が集中しているのは、自然文化園周辺と、そこに至るまでの広場でした。
とくに、自然文化園から始まる空中散策路。目線を大きく変えて見る紅葉。広がり方が一目瞭然。誰もが「うわっ!」と声を上げていました。
自然文化園には、こんな名前の木が。
何人かにひとり、「え?!」という表情で立ち止まります。
やっぱり、そっちだと思いますよね。
では、毎度の通り、文字よりも写真で。
0 件のコメント:
コメントを投稿