福井県大飯郡おおい町。ベイサイドに建つ「ホテルうみんぴあ大飯」。昨夜はここに泊まって早朝にチェック・アウトしてきました。
このホテルを含む「うみんぴあ大飯」の事業展開におおい町が掲げた予算は60億円。うち25億円は原子力発電施設等立地地域特別交付金で賄われました。
ところがです、その25億円の原発交付金については、おおい町と福井県が結託して国からだましとったというではありませんか(2011年12月25日付。これを報じた毎日新聞の記事はすでにサイトが更新されて読めなくなっています)。
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25億円を国からだましとる必要があったそのホテル。
私はダブルベッドのシングルユースで8500円の部屋に泊まりました。きれいで、いい部屋でした。
若狭湾を見下ろす窓。めちゃ広いベッド。
京阪神からのリゾート客をターゲットにしています
ホテルに隣接する「シーサイドスパ」には温泉と海水プールがあります。
シーサイドスパの隣はレジャーボートが浮かぶマリーナです。
眺める方角を変えれば、埋め立てで誕生した広大なベイサイドエリアに、「こども家族館」と「エルガイアおおい」が建っています。
ホテルの部屋でiphoneをさわっているうちに、今度はこんなニュースを見つけました。
原発交付金使い18億円獣よけフェンス 福井県おおい町 「無駄遣い」の声も
関西電力の原発4基が立地する福井県おおい町は、電源立地地域対策交付金を使い、農作物への獣害対策として鹿やイノシシなどが生息する山間部と、集落との間をフェンスで仕切る工事を始めた。町内の全集落が対象で、総延長約160キロ、総事業費約18億円。ただ、全集落で農作物の被害が出ているわけではない上、被害額は年平均500万円程度で、「無駄遣いでは」との批判もある。(2012年4月1日 読売新聞)Click to 記事全文
大飯原発3、4号機の再稼動をめぐって、いま、国会も世間も揺れています。大飯原発のおおい町とはどのような町か、みなさんに見ていただきたいと思い立ちました。
25億円を国からだましとるいっぽうで18億円を投じて500万円の農作物被害を防ぐ。そういう町はどんな町か。
どこにでもある町ではなさそうです。
人口9千人ちょっとの町。得票わずか234票で町議会議員に当選できる町。ところがどっこい、海沿いにリゾート施設をこしらえてしまえるだけの財力を持った町。
写真を羅列するだけですが、次の記事以降でおおい町を見ていただけたら幸いです。
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