陰陽道のふるさと名田庄(なたしょう)
西の鯖街道と名づけられた国道162号線。丹波と若狭を結びます。
その道を走って、山のほうからおおい町に入りました。
おおい町のなかでもいちばん山奥に当たる名田庄へ行くには、美山から堀越峠越えを抜けるルートが適しているからです。
その名田庄は、陰陽道のふるさとです。
大飯原発は風水としてどんなもんなんでしょうか。
より大きな地図で 美山からおおい町へ を表示
堀越峠で福井県に入ります。
納田終と書いて「のたおい」と読む地区。そこに陰陽道で朝廷に仕えた土御門神道の本庁がありました。
五芒星の提灯。おおっ!、陰陽師だあ。なんか、ほんもん。
土御門家は、応仁の乱の時代に、都を捨ててこの名田庄納田終にひきこもったといいます。ひきこもりはしたものの、呼ばれたら出て行ったの繰り返しだったようです。 名田庄は山に囲まれた隠れ里のような土地。大飯原発の町に来ているとは思えませんでした。ここから大飯原発まで、直線で15km、車を走らせると27kmです。
土御門神道本庁の裏手の山には、陰陽道ゆかりの社群が並んでいます。社群を歩くだけの時間がなくて、心を残しながらおおい町の中心地へと山を下りました。
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