2012-01-27
まるみ食堂(網野駅前) やっぱりおいしかったのだ
この季節ですから、久美浜の「みつなべ」まで行って焼き牡蠣を食べようと思っていました。去年の冬は、たった500円で5個も出てきましたから。
でも、腹が減りすぎて。網野駅前にある「まるみ食堂」に初めて寄りました。前から、なんかおいしそうな感じがしてなりませんでした。
思ったとおりの店内でした。とうちゃん、かあちゃん、かあちゃんの3人でやっています。
雪の降りしきる日でもあり、津軽の五所川原か黒石に舞い戻ったような気分になりました。
駅前食堂です。北近畿タンゴ鉄道網野駅の駅前にあります。駅前食堂ですから、メニューは多彩です。迷いますね。
干しカレイ定食を注文したお客さんのテーブルからこちらへ向かっておいしそうな香りが漂ってきます。干しカレイが3枚も皿にのっているではありませんか。「あれ、うまそうやなあ」と店のかあちゃんに話しかけると。「人気ありますよ」との答でした。
昼の時間帯、3時まで開いているのがありがたい。このあたりは、だいたい2時までです。
冬季限定かに天とじ丼を頼みました。玉子丼の上に、カニの足が2本、天ぷらになっています。玉子丼だけなら450円ですが、カニ天とじ丼に姿を変えますと、いきなりの1000円です。
これねえ、実はカニの天ぷらがそれほどおいしくありませんでした。そのかわり、ベースになっている玉子丼がえらくおいしい。おなかが空いていたことも手伝ってか、あるいは雪で冷え切った身体ゆえか、玉子丼をこんなにおいしいと思ったことがありません。たぶん、ほんまにおいしいんだと思います。その裏づけに、私がいる間に、地元の常連客が6人くらい入ってきました。
おいしいのは丼だけではありませんでした。サイフォンでいれるコーヒーが、おいしかったなあ。アメリカンの軽さなのに味や香りがちゃんとありました。サイフォンのたてかただけを見ていましたら、べつに仰々しさもなしにホイホイとやってしまってるんですが、実は上手なんでしょうねえ。このコーヒーだけでも再訪の価値ありと思いました。
コーヒーを飲んでましたら、外国からのお客さんがやってきました。東洋人女性です。入り口の戸を半分開けて立っています。
Foods? OK? Foods?
開けた入り口から雪が吹き込みます。戸口に立つ東洋人女性の黒い髪に雪のかけらがつもっていきます。店のかあちゃんは、戸口のほうを見たきり、キョトンとしています。
Foods? OK? OK? Foods?
「ごはん食えるかと言うとるで」と私がかあちゃんに伝えました。「あ、ごはん、ごはん。どうぞ、どうぞ。OK、OK」とかあちゃんが口を開きました。
Six
「6人やて」と、私がかあちゃんに言いました。かあちゃんは、「Six。OK、OK」と答えながら戸口に近づいていきました。
東洋人女性が店に入ってきました。6人なら、椅子席も空いていますし、靴を脱いで上がる畳席も空いています。東洋人女性は畳席を見つけて、「Here?」と言いました。かあちゃんが「ひや?」と問い直します。「Here」と再び東洋人女性。かあちゃんも、再び「ひや?」。
めちゃブログ向きの展開やなあと、心が弾んできました。
「Hongkong」とその東洋人女性が告げました。香港からやってきて、こんな雪の日に、丹後観光なんでしょうか。同じことをかあちゃんも思ったらしくて、店の前の車を見に行きました。「大阪ナンバー」と言いながら戻ってきました。
「大丈夫かな?」と私。「だいたいなんとかなるもんや」とかあちゃん。まったく慌てたところがありません。
注文を聞くかあちゃん。日本語メニューをなんとか読み取りながら注文を試みる東洋人女性。
「Set?」という質問と、「Setない。Setはこれ」という返答が聞こえます。かあちゃんは、「定食」という漢字を指差しながら、「これがSet」と伝えます。なんとか注文は終わった様子でした。
この前はトルコ人が来たそうです。「注文どうしたん?」と尋ねましたら、「絵を描いてもらった」とのことでした。トルコ人が、ブタの絵やカニの絵を描いたそうです。とても上手でよくわかったとのことでした。よくわかったっていいますけど、ブタやカニの絵だけでは、どんな料理を食べたいのかは無理でしょうね。
初めて入ったまるみ食堂、満喫してまいりました。かあちゃん、また行くね!
担々焼きそばが気になるぞ。坦坦ではなくて、「担う」の「担」です。
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