福知山市篠尾新町、前におかげさまがあった場所
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田舎町にもおいしいランチ。今回は「ひと粒」。
(福知山ファミリーの1階。以前は3階だったそうなのでお間違いなく)
★初めて行った。店の名前を見て、「一粒の麦もし死なずば」を思い出した。 けれども、この言葉の中味を私はうろ覚え。インターネットでしっかり調べてみた。
ソフトクリームが目印 |
★これはおかしい。いくらイエスさんの言葉でも、種が死んで多くの実を結ぶというのは理屈に合わない。種が死んだら何も実ら ない。生きている種から麦が育つ。とりわけこの「ひと粒」を紹介する上では、種が死んでは困る。福知山ファミリー1階の「ひと粒」は決して死んではならない。死にたくても死ねない。
★福知山ジモティーたちは、駅前北側商業地区の活発な頃を知っている。よそ者の私は老衰状態しか知らない。1972年に福知山ファミリーが生まれ、市内のみならず丹波、丹後、但馬の三丹全域から人が集まった。ファミリーにはイズミヤが入り、この地域規模からみれば百貨店ともいうべき存在だった。
★その福知山ファミリーが2007年に4億余りの負債を抱えて自己破産に至る。市の郊外にジャスコが進出してきて、そのボディーブローが次第にきいてきたのだといわれている。流れを読むに敏(さと)いイズミヤはファミリーから手を引いた。
多数の客を迎えたかつての玄関 |
いまもテナントが入らない |
買い取りの経緯:blogs.yahoo.co.jp/yoco_cancer/35544787.html
由良氏の決断:blogs.yahoo.co.jp/yoco_cancer/33851729.html
トイレはこちらで |
★私はうどんを注文した。素直な味だった。言い換えれば、好き好きだろう。
★ジャージー牛のミルクで作ったソフトクリームも食べた。私の推測だが、そのミルクは弥栄町にある「森林の牧場」産ではないかと思う(店の人は網野の牧場だと言った)。
★後日、オーナーの由良さんから直に話を聞く機会があった。NPO京都SEINEN団はファミリーの固定資産税をもう払えないそうだ。テナントを獲得できずファミリーからの収益がない。今度こそファミリーは廃墟になるのだろう。「ひと粒」の独力で解決できる問題ではない。
★「ひと粒」は弁当もおいしいそうだ。綾部市のお寺さんがそう言っている。お寺さんは弁当の需要も多いから、寺がうまいという弁当はうまいはずだ。
後日、弁当にトライしました。これ、予算2000円。ボリュームあり。特別な機会でもなければ1500円で十分だと思います。
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