2013-02-05

チャンピックスで禁煙にトライ 今日が7日目

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 1月29日から禁煙開始。1本も吸わずに7日が過ぎました。
 意志の力だけだとこうはいきません。意志の力より医師の力ということで、禁煙外来を受診してチャンピックス(ファイザー製薬)を処方してもらいました。

 この頃ブログ更新が滞りがちなのは、実は禁煙中だからです。パソコンに向かって文章を考えていると、どうしてもタバコが欲しくなる。めちゃ吸いたくなる。それがコワくて、なかなか書き始められないのです。


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「先生、禁煙治療って高いのでは?」
「タバコ1箱400円だとして1日2箱吸えば、25日間で2万円。だいたいそれくらいで治療が受けられるんですよ」

 というCMがテレビで流れてますよね。小西真奈美が医者に扮してます。これがチャンピックスによる禁煙治療のCMです。
 一般の人たちを対象にした医薬品の広告は禁じられていますから、CM中にチャンピックスという固有名詞は登場しません。けれども、だいたい2万円くらいといえば、チャンピックスを使った場合の費用に一致します。

 
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 CMでは、だいたい2万円という話について男性がさらに質問を重ね、小西真奈美がそれに答えます。

 「でも、どこのお医者さんでもそうってわけじゃ・・・」
 「そのお医者さんは、『すぐ禁煙』で、検索できます」

 このとき画面の下のほうまで見ることは少ないと思いますが、「禁煙治療には健康保険等が使えます」と小さな文字で書いてあります。そう、私のようなヘビースモーカーにはまことにありがたいことで、好き勝手で吸ってきたタバコだというのに、健康保険が禁煙を助けてくれます。禁煙治療の3ヶ月間を通した合計支払額が、3割負担で2万円くらいです。

 まあ、健康保険がきくといって喜んでばかりもいられません。保険診療がOKということは病気扱いされているわけです。なんと世間ではいつのまにか喫煙者を病気扱いしているのだと、タバコ好きは心得るべきなんですねえ。

 どういう病気かといえば、麻薬や覚せい剤と同様に薬物中毒です。快感がやみつきになって習慣から脱け出せない。脳が快感を欲する。そのやみつきを脳内報酬系の異常というそうですが、タバコをやめられないのも、頭が変になっているという点で、生物学的にはLSDやシャブと変わるところがありません。健康保険で禁煙治療なんて、実は恥ずべきことじゃないでしょうか。

 健康保険がきくのは、いいかえますと喫煙習慣を病気として治療してくれるのは、禁煙外来開設を正式に届け出た医療機関だけです。
 そんな外来、近くにあるのだろうか?
 そういうときは「すぐ禁煙」で検索できますと、小西真奈美が言っているわけです。

(健康保険を使うためには、ニコチン依存症患者だと診断される必要があります。禁煙したいと思うくらいのヘビースモーカーならたいがいはニコチン依存症患者なのですが、自分も当てはまるのか、それをチェックできるサイトもあります→健康保険等で禁煙治療を受けるには|保険適用について|すぐ禁煙.jp)

 私は、草津市の内田内科循環器科を見つけました。

 「禁煙の動機は?」と外来で尋ねられて、「自分はやめたくないんですけど、身体がやめろと言っているように思えて・・・」と答えました。
 まったくその通りでして、なんかこう、タバコを吸うのに疲れたというのか、タバコがうっとうしくなってしまったというのか、これまで経験したことのない感覚が全身に走り始めていました。
 あれはなんという宗教でしょうか、道端で古びた看板を見ることがあります。黒い板に白い文字で「悔い改めよ」とか、「天国は近い」とか書いてある。そのたびに「言わんといてくれ!」の気分になっていました。



 昨年12月、父親の葬儀後にえらくめまいがしました。吐き気も強くて、最悪の船酔いを味わっている感じでした。下の写真のように、目が回って妻お龍が二重、三重に見えました。年齢が二十、三十に見えるのなら嬉しいけど、齢は六十のままダブル、トリプルです。

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 そして、大晦日、今度は胃がシクシク痛くて、草津総合病院を受診しました。「胃がんの疑いがあるからすぐCTを撮ります」なんて大袈裟なことになりました。CTの結果はなんということもなかったのですが、胃が痛いとなったら胃がんをイチバンに疑われる年代になったのかと、そっちがえらくこたえました。

 珍しく気弱になりましたねえ。知らんうちになにか大病を患っているのではないか。試しにマンションの階段を昇ってみたら、なんか体力が落ちている気がしないでもありません。

 それでもタバコを続けていたのですが、そのうちに身体がタバコを嫌がっていると感じ始めました。

 タバコなしでは暮らせないほどだったのに、身体がタバコを嫌うというのは、自分はすでに肺がんではないのか。そうかもしれないと思いながらタバコを吸いますと、ろっ骨のいちばん上が痛いような気もします。
 痛みは考えすぎかもしれないのですが、タバコを吸うとクラクラッとめまいがするのは確かでした。

 めまいなら耳が原因のことも多いからと、めまい専門の矢沢耳鼻科を受診しました。けれども、耳は大丈夫だというのです。

 「検査結果では4000ヘルツあたりが聞こえにくいようですが、以前、なにか騒音に囲まれていたことがあるんですか?」
 「それって、先生、ロックバンドとかですか」
 「なるほど、ロックのミュージシャンでしたか」
 「あ、ハイ、そうです」
 
 などと、真っ赤なウソをついてしまいました。

 それはさておき、先生からは、耳の可能性は低いから滋賀医大で脳血管を調べたほうがいいと言われまして、自分はいったいどこが悪いのかわからなくなってきました。

 魚釣りでも何でもそうですが、わけがわからなくなったらシンプルなやり方に戻ってみるのがいちばんです。わけを探りたくてあれこれやりすぎますと、何が原因でよくないのか逆に見えなくなります。
 いま、私は、これまでと何一つ変わることなく暮らせているというのに、「なんだかなあ、病気じゃないのかなあ」とばかり思っています。これではいけない。

 今回の禁煙はそんなことでして、健康によくないとハッキリわかっているものをやめればいい。まずはそこからだと思いました。


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