2011-03-20

ホテルサンルート福知山 宿泊レポート

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DSC02541 3月3日に開業したホテルサンルート福知山。3月14日~17日まで4連泊しました。

部屋の鍵はカード。使い捨てではないのでチェックアウト時に返却する


ホテルサンルート福知山
http://www.sunroute.jp/HotelInfo/hfcy/HotelInfohfcyHL.html?adw=adw_hfcy&gclid=CJi1_4KM26cCFYE1pAodmiL58A




DSC02514 結論からいいますと、なにはさておき加湿機能付き空気清浄機(左の写真)の役立ち方が予測以上でした。
 加湿機能付き空気清浄機が全部屋に完備というのは、福知山や舞鶴のホテルでは初めてのことです。部屋の空気の乾きすぎに悩むことなく快適に宿泊できました。製薬業界仲間たちもこの点を異口同音にほめています。


 そして、これは写真に撮れなかったのですが、季節はずれの雪20cmほどが駐車場の車に降り積もった早朝のことです。ホテルのスタッフのどなたかが雪下ろしのブラシを持って、車一台ずつの雪を落としてくれていました。このような光景、舞鶴、福知山、どのホテルでも見かけたことがありません。ぜひとも書いておかなくてはならないと思いました。



【まだまだ空き室多し】
 
 開業記念で基本料金6200円(シングルルーム)というサービス価格にもかかわらず混んでいません。宿泊当日の夜8時でも空き部屋を予約することができました。これは、14、15、16、17日ともに同じでした。
DSC02549 駐車場(写真右)の収容台数が49台ですが、どの夜も駐車場には空きが目立ちました。これに対してシングルルームが96室ありますので、部屋はまだまだ空いているはずです。
 皮肉な話ですが、サンルートが福知山市内のベッド数を増やし、サンルートが福知山市内のベッド余り現象を生み出し、その結果として真新しいサンルートですら空き室多数。そういえそうな気もします。きわめて単純な計算ですが、もしシングル96室のサンルートが常に繁盛を続けたら、50部屋程度のホテル2軒がやがて倒産する理屈です。



【アールインよりも狭い?】


DSC02513 シングルルームの大きさはアールイン福知山と同等の15平方メートルだといいます。しかし、泊まった知り合いたちは、口をそろえてアールインよりも狭いと言います。たしかに、アールインのシングルルームは、ベッド周りで腹筋や腕立て伏せをしてもまだ余るくらいの床面積です。サンルートの場合、バスユニットに余裕をもたせています。また、デスクにもゆとりを与えて使い勝手を重視しているように思われます。その結果としてベッド周りの空間が狭くなったのか、それとも実は15平方メートルもないのか、そこはよくわかりません


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ベッドはダブルサイズ。枕の他に背当てクッションが用意されている。
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iphoneも充電可能なコードがベッドに装備されている
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ベッドに近い場所の電源は意外と便利


【快適な空調】


 サンルートの大きな美点は空調だといえます。エアコンは壁から吹き出すタイプです。音がきわめて静かで、エアコンをつけているのかいないのかわからないほどです。暖房の最高温度は28度ですが、他ホテルの30度以上と同じだけの温かさを確保できます。また、最初にも言いましたように、加湿機能付き空気清浄機の貢献度を見逃すことができません。喉や鼻がからからに乾くことがありませんでした。私の知り合いはサンルートに泊まってその威力を痛感したそうでして、さっそく自分の部屋にも加湿機能付き空気清浄機を買ったそうです。



【使い勝手のいいバスユニット】


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 空調に続く特筆事項はバスユニットです。もしこれが東舞鶴のアルスタインなら、このバスタブやユニット全体のゆとりはツインルーム用です。うんこに座ってバスタブに手が届かないといえばわかりやすいでしょうか。


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シャワーの水圧は強い。最大水圧では強すぎて壁に固定できないくらい。
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アメニティーグッズにもプチ高級感が漂う。ボディー専用タオルも用意されている。
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ドライヤー。目に見えて風量があるわけではないが乾きが早い。

 アールインに比べてうんと便利な点がふたつあります。
DSC02540 ひとつは湯音調節。湯音を固定したまま出したり止めたりできます。言うに値することかとのご指摘もあるでしょうが、さにあらず。アールインは湯を出すたびに温度設定をし直さなくてはなりません。
DSC02522 もうひとつは、石鹸類です。ボディーソープ、シャンプー、リンスがそれぞれ3本のボトルに分かれています。これも言うに値することかのご指摘がおありでしょうが、さにあらず。アールインは石鹸類が壁備え付けのポンプ式ですので、必要とするたびに浴槽内でいちいち立ち上がらなくてはなりません。
DSC02536 バスユニット内の鏡の大きさは十分ですし、バスユニットのドアーと向かい合わせの壁に大きな姿見もあります。ドライヤーの風量と併せて、とくに女性客には便利なことかと思います。

            大きな姿見


【仕事しやすいデスク】

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 デスクは横に長く、また奥行きも必要十分です。照明が明るいのも助かります。パソコンを扱ったり書類を見たりするのに苦労を感じません。私たちのようにホテルで帰ってから会社のメールを開く、明日の営業活動の準備をするといった人種にはありがたいことです。
 また、意外と見過ごされがちなのが、机と太ももの間の距離です。机自体がちょうどいい高さでも、机と太ももの間が狭すぎて脚も組めないといったホテルは多々あります。サンルートにはそうした不都合がなく、長時間の作業で腰が痛くなるような姿勢を強要されることがありませんでした。
 ただし、LANケーブルは部屋に常備されていなくて、毎晩フロントに借りに行かなくてはなりません。他のホテルは部屋に常備されていますから考え直すべき点です。


DSC02534 デスクからは外の景色が見渡せます。駐車場側の部屋に泊まりますと、高架を走るJRが見え、福知山を囲む山の景色も見え、すぐ眼下には葬儀会館のお通夜まで見えてしまうという多様性です(写真:駐車場向こうのオレンジ色照明が葬儀会館の福知山市ティーホール)。
 テレビは、地上デジタル、BS、CSの3波が受信可能です。アールインがいまだに地上アナログですから、ホテルでテレビを観る時間が長い方にはサンルートがオススメです。


DSC02533 私はホテルの部屋でほとんど飲み食いをしませんので、湯を沸かすポットや食器類のことはわかりませんでした。


冷蔵庫、湯沸しポットなど


【難点はクローゼット】

 部屋によってクローゼットの大きさがすいぶん異なります。これが難点です。DSC02525
 写真左は大きいほうのクローゼットです。クローゼットが狭い部屋のほうは、スーツを上着とズボンに分けて掛けてしまうと、残りの衣服を掛ける余裕がきわめて少なくなります。冬場に厚手のコートなどを掛ければそれだけで窮屈になることでしょう。連泊の場合はクローゼットの広い部屋を指定するのが賢明だと思われます。


【フロントの接応】

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 フロントはホテル好感度の重要要素です。開業間もない段階ですので、まだ笑顔に固さも感じられますし、細かいところで「え?」もありますが、失礼な応対はまったくありません。
 ただひとつだけフロントに苦情を伝えました。
 それは、リピーターとしてチェックインする場合でも、宿泊カードに氏名のみならず住所や電話番号、会社名などを記入しなくてはならなかった点です。
 一度宿泊した客をコンピューターに登録しておいて、次回の宿泊からは宿泊者カードに氏名を記入するだけにして欲しいと改善を要望しました。他のホテルではリピーターに対して宿泊カードの全項目記入を強要しないからです。
DSC02542 これがすぐに聞き入れられて、翌日は氏名だけに改善されていました。同一客が繰り返し泊まりに来る田舎町の実情に合わせて融通をきかせてもらえた様子です。

1階フロアーにはインターネット用のパソコンもある。



【宿泊料金】

 開業記念期間が過ぎますと、6月からはシングルルームの基本料金が7600円になります。しかし、企業契約を結ぶと、開業記念期間終了後も6400円で宿泊できるとのことです。
 企業契約というとたいそうに聞こえますが、契約書に総務などのハンコがあればいいそうです。利用回数の多寡にかかわらず常に企業契約料金が適用されます。支払いも会社がまとめてというのではなくて、宿泊者個人がその都度払えばいいそうです。


【食事】

 朝食は800円です。嘉蔵(かぐら)という名前のレストランが1階にあって、7時から10時までが朝食タイムとなっています。朝食タイムが9時に終わるホテルが多いなか、10時までは親切だといえます。
 夕食も、午後10時まで嘉蔵が開いています。
 朝ギリギリまで寝ている私はホテルで朝食を食べる習慣がないので、残念ながら嘉蔵のレポートをすることができません。
 コンビニは、ローソン2軒とセブンイレブン1軒が、なんとも微妙な距離にあります。ホテルから出かけた場合、面倒くさいと面倒くさくないの境界線くらいの距離です。その距離からしますと、部屋で必要になるものならチェックイン前に買い物しておいたほうが便利だと思われます。
 

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