2011-05-22

ひのき 瓦そば 春から秋だけの営業

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 ひのきといえば瓦そば。瓦そばといえばひのき。福知山市ではそうなってますから、世間知らずの私は、瓦そばの元祖が山口県下関市だとは知りませんでした。それを教えてくれたのは、他ならぬひのきの若女将さんです。
「この前、秘密のケンミンショーにも出てましたよ」
 山口県では茶そばをホットプレートで炒めて食べると放送で紹介されたみたいですね。

 ひのきのパンフレットにはこう書いてあります。
あつあつの瓦の上に茶そば、肉、錦糸玉子、もみじおろしをのせて。特製のだしにつけて、香ばしい香りとともにさっぱりとお召し上がりいただきます。
lady-gaga なんでそこまでするねん?という方は素肌美人がお好み。いやいや、瓦そばうまいでえという方はLady Gagaがお好み。そんな違いがありそうです。年配の方もこのブログを見ていただいてますので、Lady Gagaの写真もいっしょに。

 これをどのように食べるのか?動画をごらんください。




 ひのきはかき末の夏バージョン。地元福知山ではそう解釈されています。かき末とひのきは同一資本の店です。
 かき末の営業期間は、牡蠣が出回る寒い季節だけ。広島牡蠣の料理を専門にしています。牡蠣シーズンが過ぎてからはひのきが店を開きます。ひのきの営業期間は春本番から初秋まで。今年の場合ですと4月20日から9月半ばまでが営業期間になっています。
 ひのきには昼食時の営業もあります。女性客に人気のあることに加えて客席は座敷だけです。昼ごはんでもご予約のお電話を頂戴できますかとのことでした。
 ひのきを任されていますのは息子さんご夫妻。若大将が調理場を受け持ち、器量よしの若女将が接客を担当しています。


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 この日は夜。予算4000円で会食をお願いしておきました。


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 長芋のかつらむきゼリー寄せ。長芋をソーメンと同じような細さに刻んであります。値段4千円のコースひと品めからこんな丁寧にしてもらったら恐縮です。


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 これはお豆腐に穴子かなにかが入ってました。すらりと伸びたミツバの茎がさわやか。

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 お刺身です。イカの甘さが印象的でした。会社の金で食べることの多い私の金銭感覚がおかしいんでしょうか、たった4千円でこんなに盛り付けに凝ってもらっていいんだろうかとまた思いました。


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 八寸です。皿の上のそれぞれがとてもおいしい。いったいこれは何だろうと全員が話し始めたとき、若女将が登場してくれました。お皿の上にのっているひと品ずつをメモにして持ってきてくれました。


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 メモの中味を読んでみますと、鯛肝燻製、活独(ウド)黒胡麻和、梅酒煮梅、薩摩芋カステラ風蒸物、魳(カマス)塩焼、鯛昆布締手毬寿司。貝柱の黄身あんかけとチーズの味噌漬けがメモからぬけていました。


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 天ぷらです。海老も当然入っていますが、モズクと柿の葉がとても珍しくて、そこだけを写真にしました。


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 これまたきれいなひと品です。季節のインゲンですねえ。


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 そして、メインの瓦そば。料理も食器もとても上品に進んできたコースがメインになったらいきなりB級グルメ。瓦そばのインパクトがいやでも高まる組み合わせです。


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 デザートは再び上品にわらび餅。我々、この後はフィリピンパブのクラブ21に行きました。文武両道といいますか、上品な京料理からフィリピンパブまでが、私たちのストライクゾーンです。


110517_132003 この二日前、福知山市には雹が降りました(ひょうを漢字で書くと雹なんですねえ)。うちの庭はこんなになりましたと若女将が写メを見せてくれました。魚を運ぶトラックが氷をぶちまけていったような状態だったそうです。









 しかも、雹はひのきの玄関先を直撃しました。水割り用氷サイズの雹です。壁の表面に石がぶつかったような跡が残った。それがこの写真です。
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ひょうがぶつかってはがれた壁
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氷のかたまりのようなひょうでした

 ところによっては野球ボールくらいの大きさの雹でした。農家の野菜がすべてだめになったとも聞きます。福知山成美高校では、雹から校舎を守るために、野球部がバットで打ち飛ばしたそうです(ウソぴょーん)。 

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