2011-12-24

ホテルロイヤルヒル福知山 ツインルーム宿泊レポート

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 かつて福知山唯一のシティーホテルであったホテルロイヤルヒル福知山。いまはビジネス客主体です。泊まってみて、格上の残り香を感じました。


DSC02514e ホテルの空調は部屋が乾燥しすぎて苦労する。毎日がホテル暮らしの私の場合、滞在一日の観光客とはまた違ったホテル選びの理由があります。
 常宿とするサンルート福知山の各部屋には、SHARPの加湿機能つき空気清浄機が備え付けられています。サンルート以外のホテルに宿泊する度に、加湿機能つき空気清浄機のありがたさを痛感しているような次第です。
 けれども、この日は、サンルートが珍しく満室でした。ロイヤルヒルのツインルームになんとか部屋を確保しました。

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 ふわっとベッドの上に乗ったかけ布団。これが秀逸でした。ベッドのクオリティーが高いと感じました。
 多くのビジネスホテルでは、かけ布団の裾がマットレスの下に挟み込まれています。自分の寝方にかけ布団を合わせたいときには挟み込まれた裾を引っ張り上げる必要があります。サンルートはこれが特にしっかり挟み込んであるほうでして、けっこうな力を要します。毎夜のこととなりますと、これが不便でなりません。
 この写真は朝です。左側のベッドで寝ました。誰も寝ていなかったような外観です。ビジネスホテルならば、かけ布団がぐちゃぐちゃとして、見かけがもっと乱れていたでしょう。
 しかし、空調はやはりよくありませんでした。エアコン調節は丸いスイッチで強・中・弱の三段階。そして、空気は容赦なく乾きます。それゆえでしょうか、チェック・インのときに水のボトルを1本もらいました。
 ロイヤルヒルのベッドにサンルートの空調なら、これは福知山最強の寝心地になります。

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 バスユニットは広いです。私は浴槽を使いませんでした。といいますのも、ホテルに併設された福知山温泉でゆったりすればいいからです。したがいまして、トイレと洗面所の用途だけでこのバスユニットを見た場合、きわめて余裕のある空間です。
 行き届いた心遣いがタオルセットに現れていました。福知山温泉を利用するときに持っていくタオルセットのほかに、部屋の浴槽を使うときのタオルセットも備えられています。このあたりの心遣いから格上の残り香が強く漂ってきました。

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 アメニティーです。小さなことなんですが、歯磨き用にガラスのコップというのがなんともいえず和みます。

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 デスクです。これはあまりビジネス客向きではありません。湯沸し器やお茶セットが机上を占領していますから、パソコンを使うためのスペースに困ります。
 パソコンを使いにくいという点ではもうひとつ。全館無線LANというのが不便でした。会社のパソコンの場合、無線LAN接続はまた別のセキュリティーがかかってしまいますし、汎用性のある無線LANカードも会社の許可なしには使えない仕組みです。
 そのかわり、スマホを使うときには無線LANがきわめて便利です。ロイヤルヒルの経営者はスティーブ・ジョブズとマブダチかなんかで、今日のスマホ全盛時代を教わっていたのでしょうか。

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 クローゼットです。この羽織が要るかどうかは客次第ですが、すべての客にこのクローゼットの大きさは重宝なはずです。こうしたところからも格上の残り香が漂ってきました。

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 朝刊サービスです。これはサンルートに泊まってもアルスタインに泊まっても、ちょっと望みようのないことですね。日経新聞というところが、これまたデキる奴扱いされたみたいで自尊心をくすぐられるのですが、実はスポーツ欄しか読みません。でも、日経のスポーツ欄は他の新聞社よりも辛口批評で、サッカー日本代表の試合翌日などに溜飲を下げることがよくあります。

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 これだけの規模のホテルでありながら、客室用エレベーターは1基。これは「古いから」では済まされない不便さですね。中国からの団体客とでも居合わせたら、なかなか乗れそうにないです。

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 いちばん泣けたのがこれでした。テレビが番組を受信してくれませんでした。なんと、この日は、「家政婦のミタ」が第10話。最終回の1回前だったのです。
 フロントからすぐに人が来てくれて、冷蔵庫をどかしてテレビの裏側や下側をチェックしてくれました。けれども、アンテナ線はすべてつながっていました。理由不明でした。テレビが映る部屋に移ってもいいと言ってもらいましたが、ミタを中途半端に見るのもあれですし、その夜はミタをあきらめました。
 翌朝、原因が究明されていました。私が泊まった部屋は壁紙と床材をすべて新しくしたばかりで、リニューアル最初の客が私でした。床材を張り替えた業者が、見えないところのアンテナ線接続を忘れて帰ったとのことでした。
 テレビが映らなかったからということで宿泊料金を800円割り引いてくれました。オンデマンド放送で見逃し番組を見るのには十分な金額でした。

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 中庭に臨む広いロビー。クリスマスを意識したポインセチア。高級感充分の空気ながらも、日に焼けたままのカーテン。ロイヤルヒルホテルの実情を見るようだというのは私の考えすぎでしょうか。

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 最後に謎です。なぜHOTEL ROYALHILL fuKCHIYAMAなのでしょうか?fuKUCHIYAMAではなくてfuKCHIYAMAですから、ふっちゃまになります。それは、なぜでしょうか?

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