2011-12-10
京丹後市 大丸醤油 劇的ビフォー・アフター以後 だいまるしょうゆCafe じっちゃんの名にかけて
今年のビフォーアフター大賞に輝いただいまるしょうゆ。
平野佐世子さんに会ってきました。なんちゅうても、このヘアースタイルですね。絞り上げてますわ。気合入ってますわ。見えませんけど、ジーンズもめちゃカッコええんですよ~。
なにせ、ビックリしましたのが、私のブログのこのアクセス数。この前の日曜日にポーンと跳ね上がりまして、その理由がよくわかりませんでした。
そしたら、だいまるしょうゆが、「大改造劇的ビフォーアフター」で2011年の大賞に輝いてたんですねえ。テレビ見た人たちがすぐに検索かけて、そしてここに来てくれた。
いま、地元では、アクセス数を稼ぎたかったら「だいまるしょうゆ」にしとけといわれてます。中身は何でもええ、タイトルだけでも「だいまるしょうゆ」にしとけ。それくらいのいきおいです。
おかげさまでアクセス増えましたわとお礼を佐世子さんに言いたい。本人さんをテレビでしか見たことないし。といったことです。
この暖簾をくぐると、お豆腐屋さんと同じ匂いがします。昔の豆腐屋です。茹で上がった大豆の匂いです。子供の私は、アルミの鍋を渡されて、豆腐一丁を買いに行かされました。ビフォーアフターでどれだけ大改造しても、大豆の匂いは玄関先にしっかり残っていた。しみついていた。おじいちゃん、まだ生きてはるわ。
入ったら、この雰囲気。ビフォーアフター臭というのが、思ったほどありません。カッコつけてる感じがしません。醤油とか酢とかが生活密着商品だからかもしれません。滋賀県生まれの佐世子さんに潜む近江商人魂ゆえかもしれません。
カウンターです。なんやかんやと置きまくって、ちょっとごちゃごちゃしてます。もっとすきんとしといたらええのにという声もあるでしょうが、私はこれがええと思いました。知ってる家庭に遊びに来た気分です。
ちゃぶ台の席。私が行ったときは、中年のご夫婦が向かい合って座っていました。仲のいいご夫婦で、旦那さんのちゃぶ台返しがありませんでした。
大人の客が座っている下側が子供のプレイルームになっています。子供を連れて軽自動車で集まってくる京丹後の主婦スタイル。それを見越した工夫ですねえ。京丹後のあちこち行きましても、プレイルームを備えた喫茶店やレストランはありません。
醤油樽の空間といいますか、グループでの利用や合席での利用を前提にしたテーブル。もったいない使い方なんですけど、そのかわりこのカフェを象徴するオシャレ空間になっています。
店で商品が買えます。ビフォーアフターの話題がまだホットなうちに大丸醤油はおいしいという定評を全国に広げなあきませんし、佐世子さん忙しくなりますねえ。
丹後全体では、国勢調査毎に1万人くらい人口が減っています。京丹後市だけでも3500人~4000人の減少。大丸醤油に限らず、無策のままでは商売も共倒れです。かたや、高齢化率はすぐに30%に達する情勢です。佐世子さんの配達を心待ちにするお年寄りが年を追って増えていきます。
全国展開と地元密着。このふたつの課題に、若い女社長佐世子さんがこれから挑んでいくんですねえ。ドラマですわ、ドラマ。ほんまのビフォーアフターは佐世子さんの人生にやってきたんやないでしょうか。
おじいちゃんの写真です。むずかしい顔した写真ばっかりやったそうですが、笑うてはる写真がほんまに一枚だけありましたとのこと。滋賀県栗東市で生まれ育った佐世子さんは、1年に1回、夏休みにおじいちゃんのところへ遊びに来ていました。来て、海へつかって、また帰る。そういうパターンだったそうです。
それがまさかこんなことになるとは思うてませんでしたと佐世子さんが言ってました。
この栓でふたをした醤油やら酢やら味醂やらが、日本全国に広がって欲しいですね。私も佐世子さんと同じ滋賀県生まれですので、余計にそう思います。古くから近江商人と称される実業家が常に目指したものは、商売の全国展開でした。
この京丹後出身の大下倉和彦(たかくらかずひこ)さんが、高蔵染という染め工房をやっています。丹後ちりめんの染め技法を現代のファッションに持ち込みました。だいまるしょうゆが高蔵染との連絡先になっています。所ジョージさんのスニーカーや中尾彬さんのねじねじストールを手がけてきた染め師だそうです。職人技のあれこれは左のFacebookにアクセスしてみてください。
ラベル:
丹後
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