今年の桜は、本当に足早でした。昨年、一昨年の桜関連ネタを見てみますと、4月8日~10日に最盛期といった内容になっています。
今年の場合は、今日、つまり4月8日ですが、すでに散り残り状態です。
そんななか、南丹篠山インター付近の桜はまだボリューム感を保っていました。福知山市内の桜はもう終焉でしたから、丹波篠山は福知山よりもまだ寒いということになりそうです。
兵庫県吉川で中国道から分岐して日本海側へと延びる舞鶴若狭道。分岐後20分ほど走行したあたり、篠山市の出入り口が丹南篠山インターです。
丹南篠山インターに近づくに連れて、両側に平らな盆地が広がり始め、桜の季節は篠山川、宮田川に沿って長く続いている花の並木道を見渡す景色に変わります。
篠山川も宮田川も、川そのものは人工的でおもしろくもないのですが、近くの農地や遠くの山々と桜並木が織り成す光景は、京都市内とはまた違った趣です。
私の勝手なイメージですが、京都市内の桜はケツメイシの歌う「桜」みたいで、篠山市の桜は森山直太朗が歌う「独唱-桜」みたいです。願わくば、福山雅治の「桜坂」に相当する桜に出会ってみたい。
もうこれで今年の桜ネタは終わりかな。そう思いながら何枚も写真を撮っていました。それと同時に、兵庫県の農作地帯ののどかさも味わっていました。
篠山市は京都府の南丹市、京丹波町、福知山市と山地や気候を共有しあっているというのに、のどかさを比べれば決して同じではありません。川が生み出す違いなのかなと、根拠もなく考えていました。
しかし、冷え込みます。陽が傾くや否や手がかじかみます。丹波篠山の農作物がおいしいのも、この寒暖差あってのことでしょう。名産品の黒豆は、さらに冷え込みの激しい晩秋から初冬の畑で生まれます。自然任せで立ち枯れさせるのだそうです。
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