2010-11-13

丹後ちりめん APECの首脳婦人たちのガウンドレスに

 今日の朝日新聞が以下のように報じている。
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APEC首脳夫人に丹後ちりめん ドレス作り世界にPR

APECに出席する首脳の夫人らが着用するガウンドレスの生地=京丹後市提供
アジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席する首脳の夫人らが14日、横浜市内で丹後特産の絹織物「丹後ちりめん」を使ったガウンドレスを身にまとう。製作にかかわった京丹後市は「丹後ちりめんの魅力を世界にアピールできるチャンス」と期待を寄せる。
 ドレスの生地は、丹後ちりめんの織元「田勇機業」など同市内の五つの事業所が「伝統技術と最先端のエコ素材の融合」をテーマに作製。帝人グループがトウモロコシを原材料に開発した耐熱性バイオプラスチック繊維「バイオフロント」と絹糸を織り交ぜた。
 バイオ繊維にも絹糸にも丹後伝統の撚糸(ねんし)技術が使われ、生地にはちりめん特有の「シボ」と呼ばれる凹凸がある。色は紫、青、緑、赤、黄色の5種類。
 バイオフロントと丹後ちりめんを使った生地は、上海万博の日本産業館内の料亭で仲居さんの着物にも採用されたが、今回は糸加工を工夫して、絹の光沢と手触りの良さがより強調された仕上がりになっているという。
 生地は、ファッションデザイナーのコシノヒロコさんのデザインで縫製され、首脳夫人が横浜の視察プログラムで着用。そのまま進呈される。
 田勇機業の田茂井勇人(たもい・はやと)社長(46)は「ちりめんが持つ高級感のある光沢や風合いとともに、反物を無駄なく使う着物のエコ精神にも触れてほしい」と話している。(平畑玄洋) 
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 実は、私は帝人グループに勤めている。私は医薬品部門なので、この記事にあるバイオフロントという生地にはまったく詳しくない。丹後ちりめんとのコラボレーションを私がやったわけでもない。 でも、自分に縁のある話題なので、ブログネタにした。


紫 MUrasakiの仲居さん
 この繊維、「バイオファイバー丹後ちりめん」とか「丹後バイオファブリックス(TBF)」とかいうらしい。上海万博の日本産業館にある料亭「紫 Murasaki」の仲居さんの和服としてすでにデビューを果たしている。バイオフロントというエコ繊維はアイロンがけできるのもウリのひとつだという。

 この話題に関連するのは以下のリンク。

コシノヒロコ氏が「バイオフロント」製の衣装をデザイン
APECの展示事業に帝人グループの製品を出展(帝人株式会社)

 http://www.teijin.co.jp/news/2010/jbd101102.html
 
丹後織物工業組合 丹後バイオファブリックス 
http://www.tanko.or.jp/news+article.storyid+152.htm

京丹後市役所 報道資料
http://www.city.kyotango.kyoto.jp/shisei/shicho/kishakaiken/201004_201103/documents/20101102_2.pdf 

コシノヒロコさん APECへのビデオレター
http://www.apec2010.go.jp/apec_tv/message_19.html

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