京都から福井までのサンダーバード。窓から眺める琵琶湖。滋賀県生まれの私は琵琶湖の値打ちをおそらく過小評価してきたのだろう。秋のよく晴れた日にはこんなに美しいのかと意表をつかれた。高校生の頃に何度も見ていたはずだが、琵琶湖を見ながらデートするとだいたいフラれるというジンクスがあった。そういうシチュエーションでは私の思い入れが勝ちすぎて、相手には気持ち悪かったのかもしれない。
福井到着が正午前なので、i-phoneで福井駅前のランチスポットを検索してみた。livedoorの点数順という飲食店紹介には、蕎麦の見吉屋、雲丹の天たつ本店、イタリアンの「クッチーナ」がいずれも★5つで並んでいた。このなかでならイタリアンが食べたい。
福井市といえばソースカツ丼だと聞いているが、会社の連中があまりホメない。カツが薄い、貧乏臭い、一度食べたらもう充分、などなど。だから、ソースカツ丼ははじめから選択外だった。
福井駅西口 |
クッチーナの看板を見つけた |
けれども、日替わりランチのサラダとパンを食べた途端に、むっつり顔が笑顔に変わった。そして、本日のパスタと銘打った野菜入りペペロンチーノでおいしいの連チャンモードに突入。ズッキーニ、セロリ、ほうれん草。皿の底に残ったスープまで飲み干した。
路面電車が走る |
ガラスを多用した造りだから上の階に行くほど遠くの景色まで見通すことができる。エレベーターから遠くを眺めていて驚いた。彼方で白山連峰が真っ白に輝い ていた。加賀、美濃、越前の国境はすでに冬なのか。うちの娘は冬のよく晴れた日に金沢日赤で生まれた。あのときの山の風景を思い出した。
会議終了後は飲み会。駅西口の「はなの舞」。
飲めないくせに、梅酒入りハイボールの甘さに惹かれて2杯も飲んでし まった。酔っただけならよかったのだが、酒の勢いにまかせて不満たらたらの攻撃的なメールを送ってしまった。職場で毎日顔を合わす相手だから今日の出社が 気まずい。悔やんでも遅い。アホや、俺は。
東口のライトアップ |
これを飲みすぎた |
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