2011-06-07
あじさい寺 (観音寺) 見頃は6月20日 京都 福知山
関西花の寺霊場第一番札所、丹波あじさい寺。丹州観音寺ともいわれますし、補陀洛山丹州観音寺ともいわれます。これだけ寺の呼称を並べ立てるのは、この記事が検索結果にひっかかりやすくする工夫です。
あじさい寺のサイトはhttp://www.tanba-ajisaidera.com/です。
さて、6月です。
あじさい寺の紫陽花の様子を見に行ってきました。
結論からいえばまだまだ早かった。寺の中よりも駐車場そばの花のほうが多いくらいで、寺に入らずにUターンしていくグループも散見されました。
庫裏横の七観音参りはよく写真にもされる場所ですが、ここも開花率でいえばひとケタ。巡回路に沿った花にしましても、ぽつり、ぽつりの咲き具合です。
入山料は200円です。以前はお金要らなかったのにと地元には不満の声もあります。けれども、京都市内のお寺さんなら駐車場代に加えて拝観料ですから。
長年にわたって庭の掃除を受け持っておられるご老人に尋ねました。今年は遅れ気味だそうです。
まあ、あと10日かなあ、いちばんよさそうなのは20日頃かなあ。
そう教えていただきました。 あじさい祭が26日に開催予定ですから、そのときでも花はまだまだ健在のはずです。
いいんです、私は、出かけた今日が早すぎても。あじさい寺に行ってみようかという方への情報として有用ならば報われます。なんという殊勝な心がけでしょうか。
庭掃除のご老人によりますと、紫陽花は長持ちする花だそうです。だから、桜のようにあせって来ることもない。それに、太陽光線に弱いそうで、日に当たるとしゅんとしてしまう。小雨の降るような日により元気で美しい、一日のうちでは午前10時頃までが元気で美しい。きれいに写真を撮りたければ早朝か雨を選んで来ればいい。といったことでした。
ただまあ、テレビのニュースで流れるような光景は、いいところをぐっと上手に切り取った結果だから、あそこまでの密度を期待するのはどうかなということでもありました。
あじさい寺全体に紫陽花は咲くけれど、早く咲いた花が終わりかけるさびしさを遅く開いた花がカバーする。いわばチームプレー。1万本の紫陽花といっても1万本が一気に咲きそろうのではなくて、1万本がバトンタッチしながら咲いていくから紫陽花の季節を通して楽しんでもらえる。そこに1万本の意義がある。
庭掃除のご老人ですから、もちろんこんなに理屈っぽく語られたわけではありませんが、言わんとされていたのはそういうことなんだろうと、私が要約した次第です。
私は花の名前に詳しくなくて、どの花を見てもこぶくろ状態。「名のない花には名前をつけましょう」です。花に詳しい方にはわかっていただけると考えて、とにかくいま咲いている花の写真を掲載しました。
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