2011-06-28

きた村 続編 鮎の天ぷらおいしいなあ

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  とんがった鼻先。受け口のあご。料理になっても鋭い眼光。それが鮎。じっくり鮎の顔を見つめた後にカポリと口に運びます。何匹でもいけますね。




 前回の記事、トリガイ、岩ガキ、酒持ち込みではきた村の実像レポートにはならないので、今夜はひとりでカウンターに座って、ふだん使いのきた村を体験しました。
 きた村、きた村と注意を払いながら歩きます。他に飲み屋も食べ物屋も見えない路地にあり、いつものことながら、見逃して通り過ぎそうな外観です。


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DSC06408 ここの生ビールはサッポロです。サッポロの生ビールを出している店はそう多くないと思います。濃い目の味でおいしいと思います。いつもカウンターにいる女の人がなかなかの生ビールテクニシャンでして、上手に泡を作ってくれます。泡上手。
 カウンターには大きな酒が飾ってあります。 金升酒造(新潟県)の初花。その二升五合瓶。よく知られたシャレ「商売二升五合=商売升升半升(しょうばいますますはんじょう)」ですね。金升酒造も金増すのシャレでしょうか。


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 目の前にあった品書きそのままでおまかせコース3000円をお願いしました。


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 単品であれこれ選ぶためのメニューはありません。店の壁に本日のオススメとかが掲示されてるわけでもない。へぎに手書きされたメニューがちょこんと見える程度です。


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 こういうところからわかるように、店を信用して通う常連さんが多いでしょうね。何かおいしいものを必ず食べさせてくれる、それが何かは行ってみるまでわからない。そういった信頼と期待ではないでしょうか。
 こういう方式は男向きかなとも思います。いや、べつにセクハラ発言ではなくて、女性の場合ですとメニューをみんなで覗き込みながらあれこれ選ぶこと自体が楽しい時間でしょうし、いろいろ頼んで分け合って食べることも楽しみに違いないと思うからです。

 それでまた、何をいくらで食べたから高かったとか安かったとかを語る店でもないと思います。「ああ、おいしかった」と思うのか、「たいしたことなかったな」と思うのか。その気分と値段のバランスだと思います。


 今夜は魚素麺というのが出てきまして、私は初体験。おいしかった。魚のすり身を素麺のようにしてあります。白いほうが魚素麺です。緑のほうは、緑のきつねではなくて、尋ねるのを忘れました。


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 おまかせコース3000円は、魚素麺のほかに、じゅんさい、蛸のピリ辛、おつくり、肉のたたき、鮎の天ぷらの合計6品でした。前回はへべれけになってしまって、おいしかったということしか記憶にないのですが、今夜はちゃんと味わいました。鮎の天ぷらがとくにおいしかった。ちょろっと苦くて。魚体長は小ぶりですが、固太りとでもいうのか、胴回りがしっかりしていました。


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 お腹が空いていたので、おかませコースとは別に稲庭うどんを頼みました。
 これが期待外れだったのはしかたないです。きた村の稲庭うどんがおいしいくないというのではなくて、秋田県に住んでいたことのある私には、稲庭町で食べた稲庭うどんがとにかく思い出深い。それ以外の土地で食べる稲庭うどんがどこかもの足りないからです。稲庭うどんのみならず、東北の食べ物のおいしさは風土と深く結びついています。

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DSC06425 同じカウンターの少し向こうにはおやじ3人組。大いに日本酒を飲み大いに語っていました。酒の強い人はうらやましい。酒の弱い私には、頭がいい具合に麻痺してくる過程がありません。一気にアホになりますし、ついには話すことすら面倒くさくなってしまいます。酒に酔うだけでなく、持論にも酔い痴れ、自己陶酔の羞恥心を忘れる。これが本当にうらやましいです。

 今宵のお勘定、4500円。おいしかった。
 生ビールテクニシャンの女性はネコ好きガールでもありまして、ペット談義も楽しかった。
 ごちそうさまでした。

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