2011-09-26

番外編:最後から二番目の恋 第6話 ロケ地レストラン(鎌倉)

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 いい国(1192)造ろう鎌倉幕府です。


 源頼朝ゆかりの鶴岡(つるがおか)八幡宮で結婚式、プランデルブというフランス料理店で披露宴でした。
 プランデルブは、2012年2月16日の「最後から二番目の恋」第6話で登場しましたねえ。仲井貴一さんと小泉今日子さんが夕飯を食べていました。あの場面では、Sirasという偽名になっていたようです。


 鶴岡八幡宮の結婚式名物は、コレ。
 新郎新婦を乗せた人力車です。
 着付けを終えた場所から、八幡様の大鳥居まで、数百メートル。二人は晴れがましくも車道を進みます。参道の注目を浴びることは必至。外国人観光客でもいようものなら、絶好の被写体になります。


 鶴岡八幡宮での挙式を決めた家庭は、新郎新婦、両親ともに、天候だけが唯一の気がかりです。

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 晴れがましさはまだまだ続きます。式に参列する者全員が縦に長い行列をなし、境内を歩いて神殿まで。なんとかオジチャンの後頭部もすっかり薄くなったなあと、親戚一同で過ぎた歳月を確認しあいます。





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 日本の神様みな音痴?といつも思うのが、雅楽演奏ですね。あんなわけのわからんメロディー、いったい誰がどの時代に思いついたものやら。現代の音感ではどう頑張っても生まれてこないのではないかと思います。


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 式が終わりますと、また一同で隊列をなして、大鳥居まで境内を歩きます。大鳥居のそばにある松の木の下で新郎新婦の記念写真を撮影。それをもって、八幡様での神式セレモニーは終了です。
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 八幡様は神社ですので、披露宴会場はありません。場所を移しまして、披露宴というよりは形式ばらない結婚パーティーということで、フランス料理店へ向かいました。




 こちらが、披露宴会場になったプランデルブ。今夜は貸し切りです。




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 北鎌倉駅から、狭い坂道をタクシーで5分ほど。閑静な住宅街に囲まれた店。大きな家屋をフランス料理店用に改造してあります。和風ですが、広い庭もあります。
 夜がさらに進みますと、庭から見た店内がなんともいえません。関西流にいいますと「めちゃええ感じ」。関東流でいいますと「とてもステキ」。


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 ウエルカムドリンクのひとつ、琵琶の酒。私の妻お龍は酒に弱いのですが、珍しくワイングラスを手にしていました。
 「おとうさん、これ、おいしいよ。もらってきたら」
 酒にとてつもなく弱い我々夫婦でも、このやさしいお酒なら大歓迎です。

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 乾杯はBellavistaというイタリアの発泡ワインでした。これはめちゃおいしい。ぐっと一気にいってしまいました。グラスを置いた向こうに、うちの姉と孫の蒼(そう)君。


bellavista グラスを空けて2杯目を待ってましたが、ついに注ぎにこなかったですねえ。ひょっとして高い酒だから?と、いま店のワインリストを調べました。
 7500円。

 新郎は私の甥っ子。薄給なんですけど。
 えらいごちそうさま。








DSC01771 一品目は、帆立貝のポアレと焼き野菜のマリネ、バルサミコ風味。
 全体の色合いがきれい。とりわけ、ソースのペールグリーンが妖精の色合いです。





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 ワインはブルゴーニュの白。レセティエの2008年。これは、店のワインリストに常備されていません。この夜のために安旨ブルゴーニュを準備してもらったんでしょうね。39人のパーティーですから、何本でも空きますし。新郎は薄給ですし。



DSC01792 二品目は、フランス産フォアグラ、プラムのコンポート添え。
 おいしかったなあ。プランデルブのフランス料理は、とてもオーソドックス。フレンチらしいフレンチが好きな人は大喜びです。





DSC01817 三品目は、真鯛のソテー、バターソース。
 かりっと香ばしい真鯛とプチサイズの野菜の組み合わせ。
 ソース、うまい!
 ニンジンを床に落としてしもた。悔しい。家なら拾うて食べときますけどね。




DSC01762 どの皿に残ったソースも私がパンにつけて食べるもんですから、私のとこだけ次から次へとパンを持ってきてくれる。
 パンもおいしいんですよ。バターつけてソースもつけたら、至福の瞬間です。
 「おとうさん、ひとりでバター使ったらダメよ。それみんなの分だよ」とお龍に説教されました。


DSC01838 四品目は、和牛ロース肉のロティ、鎌倉野菜添え、赤ワインソース。
 ここでワインも赤に変わりました。
 ブルゴーニュ ピノノアール2009と書いてあるだけで、ワインの商品名まではわからないのですが、さきほどの白と同じ醸造元らしい。安旨の美点も同じです。2009年産をもう飲むわけですから、お手軽な赤です。
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 若い頃からワインが大好きだった新郎の父は、幸せな気分も手伝って、本当においしそうに赤ワインを空けていました。
 途中からは自分でワインのコルクを抜きにいってしまいました(ウソ、ウソ)。



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 デザートには、プランデルブ特製デザートの盛り合わせ。
 58歳にもなってデザートが楽しみというのは気恥ずかしいのですが、甘いもの好きですから。
 果物は酸っぱく、お菓子は甘く。もう一皿いきたいくらい。

 薄給の新郎にすっかりごちそうになりました。プランデルブは神奈川県のなかでも評価の高い店らしいです。
 おめでとう、お幸せに。また京都に遊びにおいで。


2 件のコメント:

  1. うらやましいですね。北鎌は私の母のホームタウンです。古びた昔の駅らしい北鎌倉が目にうかびます。こんなステキなフレンチのレストランができたんですねえ。日本に帰った時に、一度おとずれてみたいです。

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  2. コメントありがとうございます。

    この店は、私も、もう一回行きたいと思っています。
    狭い道をグニャグニャとタクシーで登っていきました。
    周りは民家ばかりでした。
    帰りの北鎌倉のホーム。すごく長くて、それが印象に残っています。

    親戚筋が、藤沢から大磯の間に固まっているのと、長男が西鎌倉とかいうモノレール駅のすぐ近くにマンションを買ったのとで、北鎌倉に足を運ぶ機会があってもよさそうなもんですが、実際はなかなかそうもいきませんね。

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