中島桃果子
広報もりやま(守山市)に掲載された写真http://www2.city.moriyama.shiga.jp/koho/090301/index6.html
「娘が新潮社のエンターテイメント大賞もろた」とショーゴが話し始めた。その娘は中島桃果子という作家。
『蝶番』という小説が賞に選ばれたらしい。
「娘が小説家って、おとうさんは作文も書けへんたのに」とナカッチョがツッコむ。
「ヨメさん、ヨメさん。わしやない。ヨメさんがそういう才能あるねん。もう二作目も出とるわ。『魔女と金魚』いうねん。幻冬舎から出とるさかいによろしく頼むわ。いや、ちがう、ちがう。三作目も出た、出た。三作目はアエラで連載してたやつや。三作ともハードカバーやで」とショーゴ。
いま調べてみたら、三作目は『夕日に帆をあげて、笑うは懐かしいあなた』という。「週刊アエラ」に連載していた『クラムボンと猫』を単行本化したものだ。朝日新聞出版から発刊されている。
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父のショーゴは医療経営コンサルタント会社を経営している。その会社を、このジャンルで日本で三番目の規模(ショーゴ談)まで成長させた。そちらの才覚と度胸、そして有無をいわせぬ交渉力は同窓生ならみんな知るところだ。
ところが、ナカッチョの言うとおり、ショーゴ本人と文学的才能にあふれた娘がどうにも結びつきにくくて困る。同窓生は470人いるが、すんなり結びつく奴は誰もいないだろう。でも、桃果子さんの写真を見たら、お父さんに似ている。ショーゴの代名詞といえば、形にとらわれない頭の回転と集中力なので、その血が桃果子さんのどこかで騒ぐにちがいない。
記念写真撮影でみんなが並んだ。ちょうどいいから、私もみんなを撮影した
直木賞作家である江國香織さんの強い推奨で『蝶番』が新潮社エンターテインメント大賞に選ばれた。新潮社から100万円、フジテレビから100万円、合計200万円の賞金を手にした。
「もろた金を書いた文字数で計算したら、1文字いくらやったかいな。けっこうええねんぞ」というあたり、いかにもショーゴらしい。
第1作は2万部売れた。しかし、そんな程度では売れっ子作家ではないらしい。いまだに六本木で水商売のアルバイトをしているそうだ。
「ショーゴもその店行くんか?」
「おお、よう行ってるぞ。月に1回くらいかな」
「娘、指名するんか?」
「アホ、そんな店やない、ない」
桃果子さんは今年1月6日のブログ記事でこう書いている。
ふう。ようやく東京に帰ってきた。
なんかこんかいの帰省は癒されたな。
なんかこんかいの帰省は癒されたな。
いままで肩肘張って、あたし自分で生きていきます!ってやってたけど、
大人になると逆に、両親のまえで、こどもはこどものままでいるべきだと強く思い、
おこがましいけど手がかかっていいだろうと、ほんとぐうたら(笑
なんにもしないし、電気毛布すら親にいれてもらって(普段の帰省のときは違うのよ!あたしがキッチンの大掃除したりしてるん)、まあプリンタのWifiの設定とかはしてあげたけども、ママとふたりで温泉入ったら、「なにやらにつかいなさい」と、
300円こづかいもらって(笑 ほんと甘えさせてもらいました。
大人になると逆に、両親のまえで、こどもはこどものままでいるべきだと強く思い、
おこがましいけど手がかかっていいだろうと、ほんとぐうたら(笑
なんにもしないし、電気毛布すら親にいれてもらって(普段の帰省のときは違うのよ!あたしがキッチンの大掃除したりしてるん)、まあプリンタのWifiの設定とかはしてあげたけども、ママとふたりで温泉入ったら、「なにやらにつかいなさい」と、
300円こづかいもらって(笑 ほんと甘えさせてもらいました。
「1冊売れると百円やったかな、百何十円やったかな。印税な。娘に入るねん。よろしく頼むわ」
みなさんも、ショーゴの娘をよろしく頼みます。
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