部屋のなかでバーベキューをしたらどうなるでしょうか?
一度体験してみたければ、炭火焼の「こめん」へお出かけください。福知山市、御霊神社のすぐ近くにあります。それはそれはすごい煙ですよ。
冒頭の写真は飲み会が始まったばかりの光景。「松葉はうちの定番です」と奥さんが網の上に置いていきます。網の下では特別に長い備長炭がカッと燃えています。肉から脂が落ちるたびに煙が立ち上がり、やがてそれが部屋中に充満します。「背広じゃにおいがついてだめだ、ジャージに着替えてから飲み会やるか?」という声もあったほどです。
けれども、煙に包まれるだけの値打ちはあります。炭火焼のおいしさ、いいかえれば食材と炭に凝ったバーベキューのおいしさ。いつのまにやら煙のことを忘れています。
3000円のお任せコースが鶏の松葉に始まり、次に出てきたのは牛舌と鶏肉。牛舌はレモンを絞り刻みネギを巻いて食べます。鶏肉はちょうどいい塩加減にしてあるからそのまま食べてくださいとのことです。
お次はハタハタ。両側の眼が白く変わったら食べられますとご主人。ハタハタといえば普通は独特のにおいがありますが、こめんのハタハタはまったく臭くありません。
さっきからみんなこの貼り紙が気になっています。けれどもお任せコースが一通り終わるまで注文を我慢しています。
店のなかはこんな様子。
こちらはご主人。70歳を超えてもまだまだ現役。
三番目に出てきたのがこの開きサバ。一度軽く炙ってあります。食べるときにこれを網にのせます。約20秒に一度表裏をひっくりかえします。それを繰り返すこと7回か8回。脂分がじわーっと表面に出てきたら、特製のしょうが醤油で食べます。
これは四番目。豚肉と牛バラ肉。豚肉のほうはサバと同じしょうが醤油で食べます。「ほんとにこれでたった3000円でいいのか?」という声が参加メンバーから出始めます。
トイレの貼り紙。誰もが読み入ってしまうのか、なかなかトイレから出てこない。
これは五番目のやげんナンコツ。カリカリになるまで、全体に焦げ目がつくまで焼くと実に香ばしくておいしい。
そして、コースもいよいよ最後の一品。こめん定番中の定番、焼きおにぎりです。
奥さんがおにぎりを握り始めた。ご飯茶碗一杯で1個のおにぎり。こめん定番の焼きおにぎりになる。
おにぎりがちょうどよく焼けたところで「秘伝のタレ」を塗り始めるご主人。タレはおにぎりの表面と裏面で香ばしく焦げ、側面から内部にしみこんでいく。後ろの客二人も丸顔なのでおにぎりにしておいた。
ほとんどの参加者がもうすでに満腹ですが、なかには追加注文する参加者も。出汁巻き、白ごはんについてくる自家製どぼ漬け、カエルの足。もちろんどれもおいしい。
お勘定は、12人で60560円。一人当たり5000円ですね。料理を3000円のお任せにしましたので、酒代がひとり平均2000円だった計算です。
店名の由来か?壁にはいくつもの面が。 |
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