2011-04-06

番外編:寅屋 京都でイチバンのもつ鍋(先斗町)

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 京都でイチバンのもつ鍋がとれました~。
 わが営業所のマルちゃんが快挙とばかりに知らせてきた。食べログ大好きガールのマルちゃんだ。京都でイチバンというふれこみを信じてよさそう。
 場所は先斗町で~す、大きな赤い提灯が目印で~す。ぜったいにすぐわかりま~す。



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 桜の季節だ。木屋町通りの高瀬川。花に沿って少し歩いた。狭い路地を抜けた。先斗町通りに入った。


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 人気があって予約のとりにくい店だという。予約は2部制に分かれていて、第一部が5時半から、第二部が8時から。会議の長いわが営業所に第一部はムリ。必然的に第二部。
 店を入ったらカウンター席。団体様の我々8名は2階席に案内された。


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 壁を隠すように貼られた紙はすべて焼酎の銘柄だ。店に用意されている焼酎は100種類、梅酒だけでも50種類、日本酒が20種類。酒に弱い自分を悔やむ。
 席に着いた8名がそれぞれに好きなものをオーダー。もつ鍋よりも先に、レバ刺とハツ刺がやってきた。このハツ刺が甘くておいしい。初めてのうまさ。ひと口めからとりこになった。


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 そして、これがもつ鍋だ。1人前1500円。


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 8人で食べるのなら何人前くらいがちDSC02962ょうどいいのかなと我々は迷ったが、「量ですか?ひとり1人前めしあがっていただけます」という店の説明だった。足りなければ、具材ごとに追加注文できる。


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 もつ鍋の具材に生湯葉が入っている。もつも他の具材も均一なサイズに切り揃えられている。丁寧だ。もつには一度火が通されているから、野菜が煮えてきたら食べる。煮込みに要する時間は15分が標準。あっさりは12分。濃厚は18分。
DSC02979 薬味はこの4種類。胡麻、唐辛子、柚子胡椒、にんにく。お店のオススメは胡麻だが、私は柚子胡椒がよかった。







 このもつ鍋が京都でイチバンか?
 私の場合、京都でもつ鍋を食べるのは初めてなので、イチバンかどうかはわからない。けれども、こんなにおいしいもつ鍋を食べたことがない。「うまい」とか「おいしい」とか、8人それぞれのタイミングで声になる。白味噌仕立て。味噌の甘さに誘われる。人なつっこくて気取っていない味だけれどもガテン系の荒さはどこにもない。がんばってこの店を予約してくれた食べログ少女マルちゃんに感謝だ。


 こちらは、一発で好きになってしまったそぼろ豆腐。何もつけなくてもおいしい。いや、つけないほうがおいしい。


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 下の写真は春のおばんざいサラダ。今日から営業所メンバーに加わった若い(なんと京大卒)が注文。うまいからぜひ一緒にとすすめられた。彼の言葉通りだった。


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 これはヤゲン(軟骨)から揚げ。マヨネーズをつけて食べた。ビールに合う。うまい。


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 デザートはわらび餅と松露とシャーベット。シャーベットは予約でやって来た客へのサービスだ。グレープフルーツとヨーグルトの味がおいしい。松露も店からのサービス。こちらは予約の有無を問わない。


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 ひとり4000円で~す。
 マルちゃんがお金を集め始めた。歓迎会の主人公である京大君をぬいて7人だから28000円だったことになる。
 じゃあ、自分はこれだけ出すよと、所長が1万円札を机に置いた。それなら俺もと1万円札を出した。「おつり4千円くれるか」ということで6千円にしといた。


 京都市内で会社の飲み会があるたびに私はがっかりしてきた。宴会場になった店のいずれもが値段ばかり高くて貧弱な中味だった。京都の北部で安くておいしいものを食べていると、京都市内では何に金を払っているのかわからなくなる。いつもそう嘆いていたが、今回ばかりは大ブレークだった。

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