光、植物、外観、内装、家具・・・
どれにもユニークな演出を施した店です。
琵琶湖にかかる近江大橋、その草津市側にあります。
車を飛ばしていれば行き過ぎてしまいがちな店ですが、そのかわり一度行ったら二度と忘れない店でもあります。
私はこれで三度目の来店でした。
家具売り場のように様々な座席
どこに座ろうか?
店が空いていますと、あちらこちらの座席に目移りがします。
オーソドックスで落ち着いた雰囲気のテーブル席もいい。
白いソファーにゆったりと座るのもリラックスできそう。
独りでカップル用のソファーに座ったり、4~5人用のソファーを独占するのもなあ・・・
迷いながら、妥当なところで、二人用のテーブル席にしました。要はおっさんひとりで来る店ではなかろうということです。
「この店、きれいやなあ。写真を撮ってもええやろか?」
店の快諾を得ました。客がいないのをこれ幸いに、気になるものを見つけたらなんでも写しました。
それぞれのカップルの視線が窓の外を向くように考えられたペアシート席
店中央付近はソファー席とテーブル席の組み合わせ
店の奥はオーソドックスな4人用のテーブル席
トイレ壁面には予備のトイレットペーパーが装飾代わりに
大人の焦がしキャラメルバナナタルト
食事もできる店ですが、このときの私は短い時間潰しでした。ケーキとコーヒーを注文しました。
ケーキは「大人の焦がしキャラメルバナナタルト」です。
来店三度目にしてやっと自分好みのケーキに出会いました。その前2回は何を頼んだのかよく覚えていません。覚えていないのはケーキの味がさほど印象に残らなかったということでしょう。
今回のケーキは、カチッとした焼き上がりで、焦がしキャラメルの香ばしさがとくに印象的でした。
ケーキの周囲にはカカオパウダーやチョコレートが飾りつけられていました。それをケーキにからめてみましたが、何もしないでそのまま食べるほうがおいしかったですね。
店の外にはグループ用のコテージ
店の外には、6人まで入れるコテージ2棟があります。
アジア風の造り、フロアーに座ってくつろぐスタイルです。
雨が降る日はコテージを使わないそうです。注文の品を運搬中に雨がかかってしまうからです。
初めてこの店に来たときは、家族連れが入っていました。お盆かお正月の帰省みたいにはしゃぎながら食事していました。
店内は大人向けのインテリアですので、もし孫の聖太郎を連れて行くのなら戸外のコテージが気楽でいいなと思いました。
遊び心に乏しい近江大橋近辺ながら
近江大橋の草津市側というのは、店舗がいろいろと建ち並んでいます。敷地の広いイオンモールもあって華やかな見かけではあるのですが、道に面したひとつひとつの店舗を見ていきますと、決して個性的だとはいえません。飲食店に限らず、実用性重視の店がたくさん建っているだけです。
そんななかにあってアラン アラン パーチは、遊び心のある一軒、数少ない一軒だと思います。店の人も丁寧です。
店へのアプローチが直感的に分からないので、それが欠点です。
けれども、そのような立地ゆえに近江大橋周辺のつまらなさから距離を置く心理効果が生まれるのだと思います
便利な場所にあった場合、この店に隣接するのがEdionや餃子の王将だったりしたら、せっかくのものが死んでしまいます。
その点において、欠点を逆手にとったようなところも、この店のユニークな一面だと思います。
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