2012-11-03

本能寺の変四二七年目の真実 著者が綾部で講演

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 これはぜひとも聞きたい。
 「本能寺の変四二七年目の真実」の著者明智憲三郎さんが、綾部で講演するというではありませんか。

 11月18日(日)午後1時30分~3時15分(開場:午後1時)
 綾部市市民センター中央ホール(綾部市並松町上溝口14番地)

 となっています。

 この講演会は、「ガラシャ、光秀、幽斎、忠興を大河ドラマに!」をスローガンに掲げる「NHK大河ドラマ誘致推進協議会」の活動として開催されます。「第7回大河ドラマ誘致リレーイベント」と銘打たれています。

 ガラシャ、光秀、幽斎、忠興というのは、長岡京市、大山崎町、亀岡市、綾部市、舞鶴市、宮津市、京丹後市に関連する人物たちです。
 NHK大河ドラマ誘致推進協議会にはこれらの自治体の商工会議所や観光協会が名を連ねています。この会のホームページへは、下記の画像をクリックしていただければジャンプします。




 ガラシャの人生は、本能寺の変で大きく変えられました。父親である明智光秀が織田信長とその息子を殺したとき、細川家は宮津の藩主であり、当然のことながらガラシャも宮津にいました。
 謀反人の娘がそのまま生きていけるはずもありません。明智家とは姻戚関係にある細川家が光秀に味方するのならまだしも、細川父子は知らぬ存ぜぬを決め込みました。

 つまり、宮津市や京丹後市はガラシャの人生が不幸の方向へと大きく転換した土地です。もし大河ドラマになるとすれば、題材の取り上げ方もハンパではないと思われます。
 ところが、大河ドラマ誘致にもっとも熱心な自治体がどこかといえば、それは長岡京市です。

 長岡京市なんて、言っちゃわるいが、ガラシャと細川忠興の夫婦が新婚の3年間を過ごしたという以外に何もありません。しかも二人ともがまだ16歳と言う年令です。やることもやってないのか、この3年間に二人の子供は誕生していません。

 なのに、長岡京市は、「長岡京ガラシャ祭」というイベントを毎年11月に開催するなど、ガラシャといえば長岡京のイメージを着々と築いてきました。お玉ちゃんとか、幽斎くんというゆるキャラまで誕生しています。

 宮津は何してる。京丹後は何してる。丹後ファンの私は歯がゆくてなりません。ガラシャのドラマチックな人生は丹後で始まったんじゃなかったのか!
 NHK大河ドラマ誘致推進協議会の役員名を見ましても、丹後では舞鶴市の多々見良三市長が入っているだけです。おかしいやないか。舞鶴を押し退けてでも宮津や京丹後が顔を出すべきじゃないのか!
 いまのような中途半端な名の連ね方では、長岡京市においしいところを持っていかせるだけではないかと思えてなりません。 


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 長岡京ガラシャ祭りでは、一般公募で選ばれた女性がガラシャ役を務めます。写真は2010年のガラシャに選ばれた女性です。べっぴんさんですね。本物のガラシャもえらい美人だったといいます。


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 話が横道にそれました。

 もし、本当に大河ドラマになるのなら、「本能寺の変四二七年目の真実」に沿ったストーリーがおもしろいと思います。本能寺の変についてこれまでの様々な通説を覆す議論を展開しているからです。
 著者明智憲三郎さんのブログ「本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」を見ていただければ詳しい中味が分かります。URL=http://blog.goo.ne.jp/akechikenzaburotekisekai


 私のブログが「LAST TANGO IN 丹後(広域版)」となった現在、京・近江のネタが多くなっています。光秀、ガラシャ、細川藤孝・忠興父子に関係するケースでは丹波・丹後との関連性を抜きにしてものを考えられません。
 いや、いや、丹波・丹後のことを考えたいから光秀、ガラシャ、細川父子をネタにするというほうがむしろ適切です。

 長岡京市の熱意や発想は丹後にないものであり、逆にそういう劇場じみたやり方を思いつかないのが丹後のいいところでもあります。けれども、同時に、丹後が負けたくないとの思いもひとしおです。

 そんな気持ちで食べた今日の昼ご飯。長岡京市役所食堂の温玉ぶっかけうどんです。おのおのがた、うどんの味も侮れませぬぞ。昼餉を食す女性職員もなかなか美形よのう。


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