夏は舟屋の宿「鍵屋」。
伊根の細い路地を行きますと里帰りしてきた気分です。
夜のテーブルは魚の饗宴。レギュラー出演のアオハタ、ホウボウ、アジに加えて今夏のゲスト出演はアカアマダイとイトヨリ。
ワインは持ち込みです。ヴヴ・クリコのイエローラベルとルイ・ジャドが定番です。今年はチャコリのITSAS MENDIも試してみましたが、どうやら失敗。岩牡蠣やトリ貝と組み合わせたときほどの感動がありませんでした。
鍵屋の朝食はテーブルの上でご飯を炊きます。この筒川産のお米が献上米に選ばれたとのこと。二日酔いの胃も炊き立てのご飯の香りには勝てません。パリっと焼きあがったレンコダイの塩焼きとの組み合わせが鍵屋流です。
これが二階の客室。海に面したほうの部屋です。カモメが見えます。船が見えます。眼下を小魚が泳ぎます。
こちらは海に面していないほうの客室。こちらのほうが広くて、5人か6人でも寝られます。鍵さんのお母さんが布団を上げに来たところです。天井には舟屋独特の太く頑丈な梁。舟屋の建築構造をそのまま生かして改造してあります。
私の朝の散歩コース。
鍵屋のすぐ裏にあるお寺へ登って朝の伊根湾を眺めます。
道の両側には隙間なく家が建ち並んでいます。家と家の切れ間から海がちら見できます。これがまた伊根の町並みの魅力だと思います。そして、暮らしそのままが景色になる町並みです。
鍵さんの舟Herbie号で釣りに出ることもできますし、鍵屋の敷地からでも釣りは可能です。
トイレだってこの通り。トイレその後にとクラシック・デザインのリールが同じ棚ですからねえ。リールにトイレットペーパーが巻いてあったらパーフェクトですね。
鍵屋に触発されたのか、舟屋を改装して1日1組限定の体験型舟屋民宿がまたひとつ誕生予定。すでに伊根湾遊覧をやっている家なので、民宿が始まれば鍵屋と同じ形態のサービスになると思われます。
鍵屋のホームページです
0 件のコメント:
コメントを投稿